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スタッフブログ

2023年1月27日 金曜日

獣医師竹内の小話 チンチラ・ウサギの感電

こんにちは、獣医師の竹内です。


最近、寒い日が続いていますね。

私は乾燥肌なので、この季節は乾燥対策が悩みの種です。

数年前、乾燥対策で加湿器を購入したのですが、購入して1週間ほどでペットのチンチラにコードを齧られ使用不可になりました。

電源は抜いていたため事故に繋がらず良かったのですが、齧られて悲しかったのでそれ以来、加湿器を使うのをやめました。



チンチラやウサギはなぜか電気コードを齧るのが大好きです。

そして、この季節に増加するチンチラ、ウサギの疾患の1つが「感電」です。

感電は電流が体に流れて傷害を受けてしまうことです。とても危険な事故ですので、少しでも予防になればと思い、感電してしまった症例2件についてお話したいと思います。




1件目は、我が家のチンチラ、ととろ君です。


ととろ君は電気コードが大好きです。

数年前、部屋んぽ中に目を離した際に電気コードを齧ってしまいました。バチンという音がしたので振り向くと、ヒゲが焦げてチリチリになっていました。

おそらく、齧った際に生じた火花でヒゲが焦げたのだと思います。







幸い大きな怪我はありませんでしたが、かわいそうなことをしてしまったと反省しています。部屋んぽ中は目を離してはいけませんね。




2件目は、ウサギのまるちゃん(仮名)です。




まるちゃんは、数日前にコードを齧って感電してしまい、それ以降食欲がなくなってきた、との主訴で来院されました。

感電した際にまず気になるのが、口唇部や口腔内の熱傷です。まるちゃんは歯や舌など口腔内は問題ありませんでしたが、口唇部に焦げた跡がありました。






また、感電時には非心原性肺水腫と言い、肺に水が貯まることがあります。

これは、肺の毛細血管が電流で損傷するために生じます。

当院では、ウサギやチンチラの感電時に肺水腫が生じた子は見たことがありませんが、念のためにレントゲン検査を実施しました。








まるちゃんの肺はキレイで、肺水腫は起こしていませんでした。肺は写真のように黒く写るのが正常ですが、肺水腫になると肺が真っ白になります。


まるちゃんの食欲低下は口唇部の熱傷が原因であると判断し、抗生剤と消炎剤、腸蠕動促進剤を処方しました。

まるちゃんは柔らかいチモシーであれば食べることができたので、食欲が元に戻るまでは柔らかいチモシーを食べて過ごしてもらうことにしました。

酷い熱傷でチモシーが食べられない子には、流動食を処方することもあります。









上図は、お薬を飲み始めて1週間後のまるちゃんの口唇部です。

傷は治り、食欲も回復し元気になりました。

まるちゃん、元気になって良かったですね。happy01




感電事故をできるだけ防ぐために、部屋んぽ中は目を離さないこと、電源コードにカバーを付けたり、届かない場所に配置する等の工夫をすることが大切です。


もし、ペットが感電している最中を見つけたときには、ペットの体には触れず、まずコードの電源を切ってください

感電している最中に体に触れてしまうと、一緒に感電してしまう恐れがあるためです。

そして、一見元気そうに見えたとしても、迷わず早急に病院を受診して頂きますよう、お願いいたします。






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2023年1月 8日 日曜日

新人スタッフ紹介 加藤

今年の4月から動物看護助手として働かせて頂いております、加藤です。

小さい頃から動物が大好きでたくさん触れ合ってきました。

それぞれの個性を持っている動物と接することが出来て毎日楽しく働けています。


最近では手術や診察の記録の写真を撮っています。

写真を見る人がどんな処置をしているか理解できる写真を瞬間的に撮らなければなりません。

正確な角度、焦点距離を考えながらとるのがとても難しいです。






私は動物の気持ちを理解してあげられる動物看護師になりたいと思っています。

これからたくさんの知識を身につけて立派な動物看護師になれるように頑張っていきます。

どうぞよろしくお願いします。




 
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2023年1月 7日 土曜日

新人スタッフ紹介 山末

皆さんこんにちは。
昨年の12月から働かせていただいてます、山末(やますえ)です。

当院では、診察の補助及び、受付の仕事をさせていただいております。





動物は特に猫が大好きです。

自宅では猫2匹と犬1匹を飼っており、
皆喧嘩することなく仲良しで甘えん坊な性格です。

最近では麻酔について少しずつ覚え始めました。

個々によって麻酔の実施方法が違うので、覚えることや難しいことが多く大変ですが、

日々様々な動物と触れ合いながら学び、飼主様にも安心して頼られるような看護を目指しております。





まだ分からないことが多く未熟な面もありますが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。



 
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2022年11月28日 月曜日

獣医師竹内の小話 ・鳥の換羽

こんにちは、獣医師の竹内です。


今回は鳥の換羽についてお話します。

鳥の体は一部を除いて羽毛で覆われています。羽毛は年に数回、新しく生え変わります。羽の生え変わりのことを換羽(かんう・とや)、新しい羽を新生羽といいます。

我が家の白文鳥 つくねちゃんの換羽の様子をご紹介したいと思います。

普段の羽毛の様子です。全体的に毛並みはツヤツヤしています。




下の写真は、顔周りの羽が生え変わっている時の様子です。顔周りにツンツンとした新しい羽が生えてきています。



拡大すると以下のようになります。



ツンツンと尖った羽が生えており、これを筆毛(ひつもう)といいます。


次に、翼の換羽の様子です。


換羽時になると、根元がピンクの新しい羽が生えてきます。



拡大すると、以下のようになります。



これは、雨覆(あまおおい)という部分の羽が生え変わっています。

換羽が終わると、以下のように根元が白い羽になります。




 羽はタンパク質でできています。換羽中はタンパク質の要求量が増え、体重減少や嘔吐などといった体調不良が生じやすくなります。なので、換羽中は食餌をしっかり与えてあげてください。

また、身体が冷えると消化管の動きが低下したり、体調を崩しやすくなるため、身体を冷やさないことも大切です。

鳥は体調不良を隠す性質があり、異変に気付いた時には既に手遅れとなることもあります。そのため、換羽中に限らず、少しでも体調の異常を感じた際はすぐに病院を受診して頂きますようお願いします。





上図は怒った文鳥の写真です。換羽中は怒りっぽくなったり攻撃的になる子もいます。我が家の文鳥も、換羽中はイライラしてよく八つ当たりをしてきますが、換羽が終わると落ち着きます。換羽は体力を消耗するため大変なイベントですので、飼い主の皆様は優しく見守ってあげてくださいね。




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2022年8月17日 水曜日

今年も盂蘭盆会に献花致しました。

みなさんこんにちはsun

お盆はみなさまどのようにお過ごしでしたでしょうか?

お墓参りや先祖供養などされる方も多いかと思います。






当院では、お盆に合わせて 

名犬サーブ号の眠る寺dog

「長楽寺動物霊園」の盂蘭盆会に、献花を供えさせていただきました。





今年も当院で診察してきたペット達と共に、

「ベティ」と「かつを」の供養を、おこなうことができました。





家族と共にひとときを過ごし、再びあの世に帰っていくのが、盂蘭盆と言われています。


お盆の時期は大切なペット達も安らかな時間を過ごせたことと思います。










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