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鳥について
世界中で鳥は8,600種類もあると言われています。そのうち愛玩鳥として人に飼育されているのはその内、わずか100種類です。それぞれの鳥は様々な習性を持ち、各品種ごとに飼育法に言及することは不可能です。

それでも、愛玩鳥とされるセキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコ、文鳥、九官鳥等に共通する飼育法について述べたいと思います。
鳥の特徴
鳥は病気を隠します!
群れの中で暮らしている鳥の場合、疾病に病気にかかっていることのを悟られると、群れからはじき出され外敵に襲われることになります。そのため、疾病になっても周囲に悟られないように症状を隠そうとします。鳥の場合、死ぬ直前まで症状を現さない症例も多いのです。鳥は突然死することも多いと思われていますが、実際のところ、何日も前からすでに疾病が進行していてそれでも症状を隠して、その結果、鳥は全てのエネルギーを使い果たして死亡してしまったと考えるべきです。
死亡の直前まで餌を食べます!
鳥は病気を隠す性質がある以上、食欲が低下してきた時点で既に疾病は進行しているはずなのですが、餌を食べる振りをすることも多いと言われます。

食欲低下が認められたら、速やかに病院で受診してください。
鳥の飼育方法
本来、鳥は自由に空を飛びまわる動物です。
愛玩用という名のもとに狭いケージに押し込まれ、実際の生態系の中で採食していたものと異なる餌を与えられています。
これらすべてのものがストレスの原因になっています。
ストレスを与えないように、注意して一緒に生活していきましょう。
飼育環境を一定に保ちましょう!
飼育環境の温度は一年中を通して20~29℃に保って下さい。一日の温度差が5℃を上回るとストレスの原因になります。
直射日光は必ずしも必要ではなく、紫外線は間接的に当たる程度で十分です。それでも一日のうち何時間かは明るい場所にケージごと置いて下さい。適切な飼育温度であれば、鳥の内分泌機能も活性化し、元気も出てきます。
ケージ内には温度計を入れ、まめに温度チェックを行って下さい。ケージの全面には冬場では特に夜間では、毛布やビニールで覆い、ケージ内の温度環境を一定に管理して下さい。
 
餌について (セキセイインコの場合)
セキセイインコはオーストラリア原産の鳥です。鳥は体温が43℃近くあります。この高い温度を維持するために、大変なエネルギーを必要とします。
主食
主食は雑食性で昆虫、果実、野菜、木の実等を食べています。決して種子類ばかりを食べているのでありません。主食としてはペレットフード(総合栄養食)と皮つき混合餌です。よく剥き餌のみを与える人がいますが、これは、鳥に栄養・ビタミン不足招きます。また鳥からすれば、皮をむくことでストレスの解消にもなっていることをお忘れなく。
副食
副食としては、ボレー粉でカルシウム補給します。鳥は歯がありませんので、穀物をすりつぶすためには、筋胃が働きますが、この筋胃に破砕力をつけるために塩土や直径1mmほどの石英石を与えてください。その他、人間のおやつ等、味の濃い物は与えないで下さい。
水と餌は毎日、新しいものに替えること。糞尿の始末も必ず毎日行って下さい。