犬の育て方・病気猫の育て方・病気哺乳類の育て方・病気両生類の育て方・病気
  • home
  • スタッフ
  • 医院紹介
  • アクセス・診療時間
  • 初めての方へ
  • HOTEL
 

スタッフブログ

2021年8月23日 月曜日

獣医師文人(伊藤)の小話 -飼い鳥のダイエット編-

皆さんこんにちは。最近ははっきりしない天気が続き、部屋干ししかできない日が続きますね。

今回は、発情抑制の話のときに少し触れさせてもらった飼い鳥のダイエットのお話をさせて頂きたいと思います。

また、体重の増加によって引き起こされた症例とそのダイエットと合わせた治療の過程も合わせて紹介したいと思います。


ダイエットの前に


全身を触ってまずは本当に肥満かどうかを確認しましょう!

鳥の肥満は胸筋の筋肉の付き方によって判断します。



少し見えずらいですが、この画像でより分けた羽毛の真ん中に見える縦の直線が竜骨です

模式図を用意すると次のようになります


左から、肥満、正常、削痩のときの胸筋のつき方です。

削痩して、はっきり竜骨が触れるときは何らかの病気である可能性が高いためすぐに病院に連れて行くことを勧めます。

また保定に慣れることで診察の際のストレスを軽減できるため、普段から胸部を触診してあげて下さい。


実際にダイエットをする


1gから計れるキッチンスケールを用意してください。

まずは鳥が何グラムの量の餌を毎日食べるか測定します。

朝計量した餌を用意し、翌日に重量を測定し、減ったグラムがその鳥の一日の摂取量です。

これを1週間ほど繰り返して平均の摂取量を出します。

次にその摂取量の8.9割程度の量を朝昼夜と2.3回に分けて与えるようにします。

毎朝体重を量りながら目標体重に近づけていきます。


ダイエット中の注意

絶食便(緑色便)が出ていないかどうか。

出ているなら空腹の時間が長すぎる可能性があります。

一日のトータルの餌の量を変えずに回数を増やしましょう。

また膨らんでいる、元気がなくなっている場合は一旦ダイエットは中止しましょう。

他にも換羽のタイミングと重なると体調を崩すこともありますので要注意です。


肥満による足底潰瘍(バンブルフット)の一例


オカメインコのぴよちゃん(仮名)3歳 性別不明  体重119g

最近足を痛そうにする、止まり木の止まり方が変とのことで来院しました




止まり木が細いのか普通より足根関節側に過重しているような印象を受けます



足の裏  典型的なバンブルフットになっています


この子の食べていたエサは、種子食メインでヒマワリの種も常食していました。

中型インコ向けのミックスシードは多くの場合ヒマワリの種も含まれており、えり好みして食べる子は肥満であることが多いです。

この子の体重は119グラムと平均的なオカメインコの体重が100グラム前後と考えるとけっこう重いです。

前述した胸筋での評価では間違いなく肥満です。

まずはヒマワリの種を含まないシードに変更するダイエット、止まり木の太さの調節による飼育環境の改善と

消炎鎮痛剤、抗生剤などを含む薬水の自由飲水で治療を開始しました。


10日後の足の裏です


少し痂皮(かさぶた)の縮小が見られます。

ヒマワリの種など、食餌内容を見直してもらいました

止まり木も太さを調節し、しっかり握れているそうです

体重も99グラムと、ダイエットのペースとしては少し早すぎる気もしますが、順調に体重を減らせています。



さらに10日後です

かなり痂皮の範囲も小さくなってきました。

体重も101グラムとしっかり目標体重を維持できています。


さらに11日後です

すっかり足の裏の痂皮も見られなくなりました

ここでひとまずは治療終了としました。

体重も104グラムと維持できています。


その後もたまに爪切りに来院されますが、バンブルフットの再発もなく
体型もしっかり維持できていて順調です。



今回は積極的な飼主様の協力もあり、かなり順調に治療を行うことができました。

食餌の内容や止まり木の太さなど、飼育環境の重要性を認識するケースでした。

興味深かった、参考になったというかたはクリックお願いします!!

にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村
宜しかったらクリックして頂けるとブログ更新の励みとなります。

投稿者 ブログ担当スタッフ | 記事URL

2021年7月26日 月曜日

ペットのための災害への備えについて。

みなさま、こんにちは。happy01

豪雨で大変な災害が出ている場所もあり、地震大国でもあったりで、
災害の時のことを考えて備蓄や避難経路確認などしている方も増えているかと思います。

ペットを飼っている場合には、災害時にどうしよう?と考えている方も多いかと思いますので、
今回は、そのあたりのことをまとめてみたいと思います。memopencil


※ペットと一緒に避難(同行避難)することを、国(環境省)では推奨しています。




■用意しておきたいもの

 ご飯(最低5日分)  お水(最低5日分)
 食器  キャリー
 消臭除菌剤  迷子札
 首輪/リード
(必要であればハーネス)      
 疾患のある子は常備薬
 トイレシーツ  ペット用ウェットティッシュ
 消臭袋(ウンチ袋)  ガムテープ
(ケージ補修やペットの足の保護)
 ペットの写真  おもちゃ
 洗濯ネット(猫の場合)  

※予防注射済票、 飼い主の連絡先とペットに関する飼い主以外の緊急連絡先・預かり先などの必要な情報、
ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報は、まとめておきましょう。

※人間用のミネラルウォーターは、硬水の物がほとんどですが、動物たちに適している飲み水は軟水です。
どうしても飲み水が手に入らない場合にはしかたがありませんが、できる限り硬水は避けるようしてあげましょう。
また、硬水のミネラルウォーターでも選択の余地があれば、できるだけ高度の低いものを選んであげましょう。



■避難場所の確認

地域の自治体に、災害時の避難場所を確認しておきましょう。
(ペットキャリー、ケージ、の持ち込みが可能かの確認もしておきましょう。)

犬の場合、吠え癖があると避難所で断られてしまう場合もあります。
日頃からしつけて吠え癖直しをしておきましょう。


どうしても、ペットの持ち込みのできる避難場所がない場合、どうしたらいいのか?


・車がある場合は、車で過ごす選択肢があります。

・親戚や友人などに預けることができる場合には、避難が解除されるまで預けるという選択肢もあります。
(預け先とは、まめに連絡がとれるようにしましょう。)





■その他

難所や動物救護施設における感染症のまん延防止などのため、日頃からペットの健康・衛生状態をきちんと把握するようにしましょう。

災害時にペットと離ればなれにならないよう、万が一離れてしまっても飼い主の元に戻れるよう、迷子札やマイクロチップなどで所有者を明らかにしましょう。

不必要な繁殖を防止するため、不妊去勢手術を行いましょう。






環境省に、災害時ガイドラインがあるのですが、ペットを飼っていても存在を知らなかったと言うこともあるかと思いますので、リンクをしておきます。
「備えよう!いつもいっしょにいたいから」が、8ページの挿絵付きで分かりやすいパンフになていますのでお勧めです。

環境省「ペットの災害対策」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/disaster.html

環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506.html

環境省「備えよう!いつもいっしょにいたいから」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2309a/full.pdf




にほんブログ村ランキングにエントリーしています。



宜しかったら、こちらをクリックして頂けるとブログ更新の励みとなります。

投稿者 ブログ担当スタッフ | 記事URL

2021年7月16日 金曜日

夏、通院時に気をつけたいこと

みなさま、こんにちはhappy01

暑い日が続いていますねsun
ペットを飼っているみなさんは、部屋の中は熱中症にならないよう
注意し部屋を涼しくし対策をしていると思いますが、

実は移動中にも「熱中症」になる危険性があります!!

そこで、移動時の暑さ対策をまとめてみましたのでご参考くださいsign03


キャリーケースや容器を使用して移動する場合は
保冷剤pouchや凍らせたペットボトルを側に置くと良いでしょう。

また、タオルなどで覆い直射日光sunを遮り、
キャリー内の温度が上がらないようにすることも効果的です。
(写真参照)downwardright





脱水症状にならないよう「飲み水」を用意してあげましょうsign01






温度管理が必要な動物は
温度計や湿度計をつけてチェックするとよいでしょう。






rvcarで移動の際の注意する点としては
夏場の車内は、40℃を余裕で超えるほど高温になっています。





車内を涼しくしてからペットを乗車させてあげましょう!

 







以上のことを気を付けてご来院くださいねhappy01






にほんブログ村ランキングにエントリーしています。

にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村
宜しかったらクリックして頂けるとブログ更新の励みとなります。

投稿者 ブログ担当スタッフ | 記事URL

2021年7月 6日 火曜日

熱中症に注意しましょう

みなさま、こんにちはsun

連日厳しい暑さが続いていていますねsweat01
熱中症対策についてニュースにて放映されていますが、
ペットの熱中症対策はできていますか??



ほとんどの動物(ペット)は毛皮に被われているため皮膚から汗を出すことはできません。
そのため、私たちより熱中症にかかりやすいですsign03


そこで、熱中症にならないよう環境作りが大切です。



1)飼育している動物の適正温度を確認し、室内の温度や湿度を調整しましょう。
 また、直接日光の当たる場所に寝床やケージを置かないよう場所を考慮しましょう。
 室内が暑くならないよう、窓にカーテンやすだれ、断熱フィルムを貼るのも効果的です。




2)温度や湿度の高い時間帯に散歩や外で遊ばせないようにしましょう。




3)移動時は、温度管理をしてない車内に置いたまま出かけないようにしましょう。


4)飲み水を常時用意し、飲んでいるか確認し脱水症状にならないよう注意しましょう。


 
熱中症の症状としては、過去に院長がブログを掲載していますので
こちらをご覧ください

      熱中症に備えて       

もしこのような症状があれば、動物病院に受診してください。

 
にほんブログ村ランキングにエントリーしています。

にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村

宜しかったらクリックして頂けるとブログ更新の励みとなります。

投稿者 ブログ担当スタッフ | 記事URL

2021年6月23日 水曜日

獣医師竹内 チンチラのてんかんについて

初めまして、今年の3月に鳥取大学を卒業し、4月から勤務している獣医師の竹内と申します。

幼い頃から動物が大好きで、病気や怪我で苦しむ動物を助けたいという思いから、獣医師を志しました。


 げっ歯類が好きで、過去にシマリスとハムスター、ゴールデンレトリバーを家族で飼っていました。

現在はチンチラと文鳥を飼っています。今回はチンチラの紹介をさせていただきます。

チンチラは粗食家で太りにくいといわれていますが、我が家のチンチラは食いしん坊でぽっちゃり体系のため、現在ダイエットに挑戦中です。

そんな我が家のチンチラは、「てんかん」という病気を抱えています。





てんかんとは

 「てんかん」とは脳の病気で、「てんかん発作」という、痙攣やハエ咬み行動などの症状が繰り返し起こります。

てんかんは原因により、いくつかに分類されます。

1.脳に構造的な病変がない「特発性てんかん」

2.脳腫瘍や脳炎、脳の奇形といった脳の構造異常が認められる「症候性てんかん」

我が家のチンチラは特発性てんかんに該当します。特発性てんかんは、遺伝的素因が原因だと考えられており、6ヶ月齢~5歳齢の若い間での発症が多いとされています。


てんかん発作

 てんかん発作で最も多いのは痙攣ですが、幻覚が見えたり同じ行動を繰り返すといった、痙攣以外の症状も存在します。

脳には神経細胞が集まっており、体を動かしたり呼吸をする、といった様々な命令を、電気信号を通じて伝達しています。

何らかの原因で脳が異常に興奮し、電気信号が過剰に発生することで意識障害や痙攣などが発作的に生じます。


 我が家のチンチラのてんかん発作では痙攣が起こります。発作の様子を、写真と共に紹介したいと思います。




 まず、発作の起こり始めでは、ヒゲがピヨピヨと激しく動くことが多いです。


 

続いて、後ろ足が突っ張ったように伸びます。



写真では分かりづらいですが、その後、バタバタと体が動き回り、数分間で終息します。

発作が終わると、必死にご飯のチモシーを食べる行動を取ります。

 発作が起こった際の対応ですが、怪我をしないように安全な場所に移動させ、痙攣中の落下事故や、

ぶつかって怪我をすることを防ぎます。また、移動後は痙攣が治まるまで静かに見守ってください。

発作の様子を目の当たりにすると、心配になり、思わず名前を呼んだり揺すったりしてしまう方も居られるかと思います。

しかし、それが新たな刺激となり発作が長引いてしまうことがあるため、静かに見守ってあげてください。

ただ、発作中に激しく暴れ周り、本人が怪我をしそうな場合には、毛布等をかけて保護してあげると良いかと思います。


てんかんの治療

 犬では、てんかん発作が頻繁に起こると脳に様々な障害が起こるといわれており、その予防のためにも治療を行います。

治療は、抗てんかん薬という、脳の興奮を抑える薬を用います。特発性てんかんは、一生涯治療が必要になることが多い病気です。

薬を毎日飲んでいても、てんかん発作を100%起こらないようにすることは難しく、発作の頻度をいかに少なく抑えられるかがポイントになります。
 

我が家のチンチラは毎日薬を飲んでいますが、時々てんかん発作が起こることがあります。

また、てんかん発作が起こった際には記録をつけるようにしています。日付と発作時の様子、発作の持続時間、

考えられる原因(例えば、雨の日だった、おやつのレーズンを食べた直後に起こった、投薬時間が遅れた、など)を記録しています。

記録をすることで、現在や過去の状況を把握することができ、薬の量を調整したり、

原因を取り除いて発作の頻度を減らしたりすることができる場合があります。

 もし、おうちで飼われている動物で、てんかん発作のような症状がみられましたら、動画で記録し、

来院時に持参していただけますと、診断の手がかりになります。


最後に

 チンチラのてんかんは症例数が少ないため、犬や猫のように詳しい治療方法が記載された文献がまだまだ少ない状況です。

ですので、私自身の飼育するチンチラの治療を通して得た経験を、他の患者さんの治療の役に立てたいと考えています。



ブログランキングに参加しています。クリックお願いします。
にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村

投稿者 ブログ担当スタッフ | 記事URL

カテゴリ一覧

カレンダー

2021年8月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

月別アーカイブ