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スタッフブログ

2012年5月 4日 金曜日

新米獣医師のつぶやき 4

今日は、獣医の村田ですsun

皆さん、ワンちゃんやネコちゃんの爪切りや耳掃除お家で出来ますかhappy01

よく患者様に 「先生みたいに上手くできない」 と言われますが・・・

実は私も実家の犬には爪切りさえできませんcrying

爪切りを用意した段階で警戒され
切ろうとした時には動きまくられ
1本でも切った暁には逃げ回りますcoldsweats01


そんな実家の犬も病院では大人しく爪を切られてますdog

病院パワーは侮れないですねsun



あ、せっかくなのでご紹介、実家の村田リリー(13) 女の子のポメラニアンですflair
毛色はオレンジセーブルーですが、だいぶ白髪が多くて、ぱっとみ解らないですねcoldsweats01



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突然ですが、エコー(超音波)検査ってご存知ですか?

エコー検査と言えば人では、妊娠診断・乳癌の検査などでなじみ深いですよね。

ワンちゃんやネコちゃんでも同様に内蔵の検査に用いられます。


最近病院でエコー検査をする機会が多いので、

簡単にエコー検査の仕組みでもご紹介したいと思います。




エコー検査は、図に描いたようなプローブというものを体に当てて行います。

このプローブからは超音波が出ています。







超音波は音の一種ですので、物にぶつかると
やまびこのようにプローブに戻ってきます。



そしてこの戻ってきた超音波をコンピュータが解析して
下の図のように画像化します。



ボールはプローブから少し離れた場所にあるので
画像の下の方に描写されます。

基本的に反射があった場所(ボール)は白く
無い場所は黒く表示されます。


これがエコー検査の簡単な原理です。

ちなみに超音波は体に害を及ぼさないので

レントゲンやCTに比べ、エコー検査はとても安全な検査法になります。





さて、では実際の体だとどんな感じになるのか、膀胱を例に見てみます。




膀胱の中は液体なので、反射が少ないので黒く

膀胱の壁は柔らかい物質なので、やや白く描写されます。





続いて膀胱結石の場合です


 

膀胱は先ほどと同様に写りますが

結石は硬い物質であるのでとても白く描写されます。





続いて膀胱に炎症がある場合



膀胱に炎症が起きると、膀胱の壁が厚くなります。

なのでさきほど説明した膀胱の壁が、やや白い厚い層として写されます。

これは胃や子宮などで炎症が起きたときも同様に描写されます。





実際のエコーの写真は複雑でもっと見にくいですが
基本はこういう風に写っています。

もし今後エコー検査を受けられる機会がありましたら

これらの図を思い出して見て頂けると幸いです。





エコーに興味を持った方は...

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投稿者 ブログ担当スタッフ

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