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犬の疾病

犬のアカラス(その2)

犬のアカラス(毛包虫)は以前、ご紹介させて頂きました。

なぜアカラスの感染が起きるのか、どんな症状で治療法はどうするか等、詳細はこちらをご覧ください。


ウェルシュ・コーギーの そらちゃんは、左まぶたの上が酷く痒くなり初め、脱毛が著しいとのことで来院されました。



黄色丸で囲んだ部分が脱毛して痒い部分です。

患部の発赤がお分かり頂けると思います。



アカラスは顔面から前肢によく患部が認められますので、早速皮膚をメスの刃でスクラッチして顕微鏡で検査しました。

その結果、アカラスがしっかり多数寄生しているのが確認されました。(下写真の黄色矢印)



拡大すると芋虫のような感じです。





そらちゃんは5歳3か月になり、立派な成犬です。

生後数か月から発症する幼年性アカラスであれば、早ければ数か月で消失してしまいますが、成年性となると終生にわたってこのアカラスと付き合っていかなければいけない場合も多いです。

この成犬性アカラスは多くが基礎疾患(腫瘍、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症等)を持っていることが多いとされます。

そらちゃんは、この数年生理が来ていないそうです。

体質的な問題(産科系疾患など)も若干絡んでいそうです。

今回、ドラメクチンという駆虫薬を注射して経過をみました。

加えてそらちゃんは、まぶたを後肢で引掻いたときに角膜を傷つけてしまい、その治療も必要となりました。

下写真は、2週間後のそらちゃんです。





皮膚検査でもアカラスは陰性で、痒みもなく落ち着いたそうです。

被毛が薄かったまぶたも少しづつ発毛が認められます(黄色矢印)。



エリザベスカラーをつけているのは、角膜を保護するためです。

せっかく角膜の受傷が回復の兆しをみせても、自ら引掻いて治療をやり直すケースも多いので本人はストレスになるかもしれませんが、エリザベスカラー生活をお願いしています。

今後、そらちゃんの基礎疾患の有無を確認して、アカラスとの対応を考慮していきたいと考えています。





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投稿者 院長 | 記事URL

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