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犬の疾病

犬の上顎第4前臼歯の根尖周囲病巣

今回は、犬の歯の病気の中でも日常的にデンタルケアを怠りその結果、歯石が歯根部まで侵入しておこる根尖周囲病巣について紹介します。

特に上顎第4前臼歯と呼ばれる歯根が3本ある立派な前臼歯の根尖周囲病巣は病巣部のたまった膿などが、排出される行き場がなくて、眼の下あたりの皮膚にろう管を生じて、眼下が腫れあがり皮膚から膿がだらだら出はじめます。

          

この疾病は初期のステージでは、抗生剤の投与で眼下の腫れも治まるのですが、その後何度も再発を重ねることとなります。
結局、完治させるには残念ながら抜歯しかありません。


下の写真はこの上顎根尖周囲病巣をもったダックス君の抜歯の模様です。
歯がかなり痛いようで、食欲も無く眼下の排膿で皮膚がただれ始めていました。
麻酔を施し、歯根が3本ありますので2本と1本に歯根をダイヤモンドラウンドバーで切断します。
その後、歯槽骨をトリミングして歯肉を縫合して終了です。


この抜歯処置後は、眼下の腫れも無くなり食欲も元に戻られました。 
動物の歯科ではまだ人のように差し歯やブリッジのような手法は出来ませんので、やはり日常のデンタルケアをしっかり実践していただきたく思います。




  

投稿者 院長 | 記事URL

犬の縫合糸反応性肉芽腫

縫合糸反応性肉芽腫って何?
なんだか舌を咬みそうな病名ですが、つまるところ手術で使用した縫合糸に由来する体の炎症反応を指します。
7,8年くらい前から業界紙にも報告されており、当院でも2005年には他院からの紹介例を手術しています。
去勢・避妊手術で使用した糸(特に絹糸)に敏感に反応して、炎症反応を示します。
糸の周辺を取り囲むように肉の組織(肉芽組織)が包み込み、状況によっては内部の漿液が皮膚に穴をあけ、漏出します。
この症状が治療しない限り、ずっと続くのです。
ただこの縫合糸反応性肉芽腫という病名すら確立されたものではなく、原因や発生メカニズムも全然わかっていません。
これまで、私が執刀した患者でこの病気になられたケースは幸い1例もありませんが、他院もしくは動物保護センターで去勢手術を受け、その後、この病気になって当院の診察を受けたケース(再手術を含めて)は4件ほどあります。
またこの病気の特徴は発症する犬種のほとんどがミニュアチュア・ダックスフントであることです。
私が診た患者も全てミニュアチュア・ダックスフントでした。
肉芽腫の中に縫合糸が入っている場合は、比較的術後の経過は良好でした。
でも糸が見つからないケースは、プレドニゾロンやシクロスポリンによる内科的治療で炎症を抑えています。
今回、写真で紹介するのはダックス君で、他院で去勢手術を受けた後、陰のうにろう管(トンネル)を生じジュクジュク炎症が続く症例です。
陰のう内の肉芽組織を出来うる限り摘出し、縫合糸を含んだ組織(精管周囲)を確認しました。
その後、ステロイドの内服を続け、現在のところ症状は落ち着いています。



投稿者 院長 | 記事URL

犬の異物誤飲

犬の異物誤飲は日常的に遭遇します。
飼い主様が異物を飲んですぐにお連れ頂ければ、嘔吐させる薬を飲ませたりして異物を吐き出させることも可能です。
しかし、飼い主様が誤飲に気づかれず、そのまま時間が経過すれば腸閉塞(イレウス)という外科手術の対象となる疾病になってしまいます。
今回ご紹介するのは、どんぐりを食べたダックス君ですが、飼い主様が頻回にわたる嘔吐で下痢も併発するとのことで来院されました。
バリウム造影を実施したところ、小腸内で異物による完全閉塞が認められ、外科手術の適応となりました。
ダックスクラスの犬の場合、直径2cmを超える異物ですと腸閉塞の可能性は十分考えられます。
特に木の実(どんぐり)、桃の種、とうもろこしの芯あたりは要注意です。
開腹したところ、すでに閉塞部の小腸(8~9cm)は壊死を起こしており、その部分を切除して生きている小腸の端を吻合しなくてはなりませんでした。
腸を傷つけずに細心の注意で切除した腸の端と端を縫合します。
術後1週間で、ダックス君は元気に退院されました。
過去の患者様を見ますと、一度異物誤飲をした子は程度の差はあれ、何度も異物を口に入れる傾向が強いので十分にご注意下さい!当院では、異物誤飲で、ひとりで3回開腹手術を受けたわんちゃんがいます。


投稿者 院長 | 記事URL

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