院長ブログ
2015年1月 1日 木曜日
平成27年 院長より新年のご挨拶
2015年 明けましておめでとうございます!
当院のホームページをご覧の皆様、昨年は格別のご厚情を賜り、厚くお礼を申し上げます。
年末は急な冷え込みもあり、体調を崩されるペット達が多かったようです。
当院でも10数年来のお付き合いをさせて頂いてたペット達が、この年末は何件も心臓弁膜症や慢性腎不全などで急逝されました。
新年をペット達と迎えることが出来なくなった、飼い主様のお辛い心情を察します。
毎年のこととなりますが、お正月休み中に体調を崩された場合、名古屋市獣医師会が運営する夜間動物緊急診療所をご紹介させて頂いています。
診察時間は午後9時から午前2時までとなっています。
要予約のため、電話してからの受診となっております。
夜間動物緊急診療所: 052-263-9911
なお当院では、以前からの患者様のみ (新患は除く) 急患を対象に診察対応します。
電話対応は午前10時から10時30分と午後4時から4時30分に限定させて頂きます。
この時間内に当院の診察券をお持ちの飼主様に限り、お電話下さい。
今年も飼主の皆様のご要望にお応えできるよう、スタッフ共々頑張ります!
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2014年5月15日 木曜日
復帰のお知らせ!
院長の伊藤です。
4月後半から体調を崩して1週間入院することとなり、退院と同時に翌日から現場復帰して頑張ってまいりました。
頑張りすぎたのか、再度体調を崩して昨日検査入院となりました。
それでも、神様は私にもっと動物の命を救いなさいと言われたのか、定かではありませんが「入院の必要はなし」とのことで本日帰って参りました。
度々、患者様方にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
春の健診で、ワンちゃん達の「肝臓の数値が悪いですね」と言っていた私自身の肝臓が障害を起こしてしまい、黄疸になっていました。
肝疾患の動物たちの気持ちが少しは体感できたと思っています。
医療に携わる者は、心身ともに健全でなければなりません。
そうでなければ、疾患と正面から対峙することはできません。
今後、なるべく自身のペースを守りつつも体調を完全に整えて現場に臨む所存です。
明日16日(金)からいつも通り、診察開始致します。
宜しくお願い致します。
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2014年1月 1日 水曜日
平成26年 謹賀新年 from もねペットクリニック
明けましておめでとうございます。
無事、平成26年を迎えることが出来ました。
当院が開業しておりますイオンモール東浦は、本日朝8時から多くのお客様が来場され活気あふれる風景です。
お正月とは言え、ホテル・入院している動物たちのお世話がありますので実質上、当院は平常に近い勤務をしています。
このお正月休みに体調を崩されるペット達もいて、救急で休日診療となることもあります。
疾病だけは、お正月とか関係ありませんので病院としても対応が難しい所です。
もし夜間にペットが病気になったら、名古屋市獣医師会が運営する夜間動物緊急診療所をご紹介します。
診療時間は午後9時から午前2時まで
電話番号: 052-263-9911
当院では、以前からの患者様についてのみ(新患は除く)対応させて頂きます。
今後も皆様のご期待に添えることが出来るように良質の医療サービスを展開していきたいと思います。
それでは、今年も宜しくお願い致します!
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いつもの応援クリックありがとうございます。
今年も楽しいブログを作っていきたいと思います。
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2013年8月29日 木曜日
この子は誰?(part8)
この子は誰?シリーズも第8弾となります。
先日、生後まだ10日ほどの赤ちゃんが健診に来ました。
さて、どんな動物の赤ちゃんか、お分かりになりますか?
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答えはデグーマウスです。
このデグーマウス、当院ではハムスター同様、切歯のチェックや検便などの定期検診に来院されることの多い小型齧歯類です。
過去のブログにもデグーマウスについては、その詳細を記していますので宜しかったら読んでくださいね。
「アンデスの歌うネズミ」との異名を持つデグーですが、色んな声色を使って感情を表現し、仲間とコミュニケーションを取ります。
非常に知性的な齧歯類でもあり、学習能力は他の齧歯類と比較しても抜きんでています。
デグーの雌は生後6か月で性的成熟を迎えます。
自然環境下でなく、飼育下では発情期は特にありません。
そのため年に3~4回の出産をする個体もいるそうです。
妊娠期間は約90日。
一般的には1度に3~6匹くらいを生みます。
今回のデグーは赤ちゃん1匹の出産です。
母デグーもしっかりお母さんしています。
出産後1か月は赤ちゃんは母乳で育ちます。
赤ちゃんの完全離乳まで2~3か月を要します。
そのため、暫くは赤ちゃんデグーは母デグーと密着した生活を送ります。
下写真は母デグーと赤ちゃんデグーのツーショットです。
しっかり、大きく育ってくださいね!
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2013年6月20日 木曜日
外れて、また嵌っちゃいました!
股関節脱臼は、たびたび臨床の現場で遭遇します。
その都度、脱臼の状態に応じて徒手にて整復処置を施したり、外科的に観血的手術を実施したりします。
今年の4月のことです。
トイプードルのブイ君(♂、6歳)は、股関節が外れたみたいとのことで来院されました。
右後肢を拳上して、かなり痛そうにしています。
患部に触ろうとすると咬みついてきますので、口輪をさせて頂きました。
早速、レントゲン撮影を実施しました。
黄色丸で囲んだ部分が股関節です。
完全に脱臼しているのがお分かり頂けると思います。
徒手で整復を試みますが、うまく整復できません。
結局、患部にメスを入れて観血的に整復手術を行うこととしました。
翌日、オペをすることとして万全の準備を整えオペ当日のこと。
ブイ君が昨日まで右肢を上げていたのが、しっかり床面に肢を着けており普通に歩行してます。
もしやとと思い、レントゲンを撮りました。
なんとしっかり股関節が元通りに嵌っています。
昨日、頑張って整復をして駄目だったのに、自分で治してしまったのでしょうか?
いずれにしても、オペは一旦中止して経過を観察することとしました。
飼い主様もホット一安心されたようです。
しかし、簡単に嵌ってしまう股関節はまた何かの拍子に外れる可能性も高いと言えます。
今後、よくよく注意のことをお伝えして、ブイ君は退院されました。
そして二か月経過した先日のこと、ブイ君はまた股関節が外れたと来院されました。
レントゲン撮影しました。
また同じ股関節脱臼です。
2度目の股関節脱臼となりますと、徒手的に整復できたとしてもまた外れる可能性は十分あります。
救済処置として、大腿骨頭を切除する手術を実施することとしました。
一旦帰宅して頂き、我々もオペの準備をし、オペ当日を迎えました。
診察室に入ってみえた飼主様の第一声が、「また嵌ったみたいです!」
レントゲンで確認しました。
しっかり、嵌っています。
2度の股関節脱臼で、2度とも手術直前に関節が元通り嵌ってしまうケースは、私の獣医師歴の中でも初めてです。
実際、再度嵌った股関節を観血的手術で再脱臼させてまで、手術するのも心情的にはばかられるところです。
ブイ君の場合は、股関節形成不全はなく、おそらく強い外力が加わった結果としての脱臼と思われます。
今後は飼育環境(滑りやすい床面の改善)、日常の行動(階段の上り下り、後肢での二本立ちの制限)に留意して頂く必要があります。
次に脱臼された時は残念ながら、間違いなく大腿骨頭切除手術が必要となります。
ブイ君、再脱臼しないよう気をつけてね!
その都度、脱臼の状態に応じて徒手にて整復処置を施したり、外科的に観血的手術を実施したりします。
今年の4月のことです。
トイプードルのブイ君(♂、6歳)は、股関節が外れたみたいとのことで来院されました。
右後肢を拳上して、かなり痛そうにしています。
患部に触ろうとすると咬みついてきますので、口輪をさせて頂きました。
早速、レントゲン撮影を実施しました。
黄色丸で囲んだ部分が股関節です。
完全に脱臼しているのがお分かり頂けると思います。
徒手で整復を試みますが、うまく整復できません。
結局、患部にメスを入れて観血的に整復手術を行うこととしました。
翌日、オペをすることとして万全の準備を整えオペ当日のこと。
ブイ君が昨日まで右肢を上げていたのが、しっかり床面に肢を着けており普通に歩行してます。
もしやとと思い、レントゲンを撮りました。
なんとしっかり股関節が元通りに嵌っています。
昨日、頑張って整復をして駄目だったのに、自分で治してしまったのでしょうか?
いずれにしても、オペは一旦中止して経過を観察することとしました。
飼い主様もホット一安心されたようです。
しかし、簡単に嵌ってしまう股関節はまた何かの拍子に外れる可能性も高いと言えます。
今後、よくよく注意のことをお伝えして、ブイ君は退院されました。
そして二か月経過した先日のこと、ブイ君はまた股関節が外れたと来院されました。
レントゲン撮影しました。
また同じ股関節脱臼です。
2度目の股関節脱臼となりますと、徒手的に整復できたとしてもまた外れる可能性は十分あります。
救済処置として、大腿骨頭を切除する手術を実施することとしました。
一旦帰宅して頂き、我々もオペの準備をし、オペ当日を迎えました。
診察室に入ってみえた飼主様の第一声が、「また嵌ったみたいです!」
レントゲンで確認しました。
しっかり、嵌っています。
2度の股関節脱臼で、2度とも手術直前に関節が元通り嵌ってしまうケースは、私の獣医師歴の中でも初めてです。
実際、再度嵌った股関節を観血的手術で再脱臼させてまで、手術するのも心情的にはばかられるところです。
ブイ君の場合は、股関節形成不全はなく、おそらく強い外力が加わった結果としての脱臼と思われます。
今後は飼育環境(滑りやすい床面の改善)、日常の行動(階段の上り下り、後肢での二本立ちの制限)に留意して頂く必要があります。
次に脱臼された時は残念ながら、間違いなく大腿骨頭切除手術が必要となります。
ブイ君、再脱臼しないよう気をつけてね!
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