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院長ブログ

2013年6月 2日 日曜日

この子は誰?(part 7)

先日、めずらしい鳥が健康診断に来院されました。

この子は誰?・・・・・・第7弾です。




さて、お分かりになりましたでしょうか?

ヒントは下写真です。




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答えは  スピックスコノハズク  でした!!

このスピックスコノハズクは南米原産のコノハズクです。

昆虫を主食とする一方で、ネズミなども捕食するとされています。

成鳥は体長が20~24cm、体重は100~160gです。

温厚でヒトに馴れやすく、丈夫で飼いやすいコノハズクです。

最近では、アフリカオオコノハズクと人気を二分すると言われているそうです。


健康診断で来院されたこのスピックスコノハズクのトッポちゃん(♀)は、まだ3か月令という若さです。



非常におとなしく、保定にも協力的です。

眼の検査をしてます。



聴診してます。



爪切りです。





嘴が若干伸びたので、金ヤスリで研磨して採食しやすい長さ、形状に調整します。







健康診断で特に異常な所見もなく、健康状態は良好なトッポちゃんです。

コノハズクはその名の通り、木の葉のように見えますね。

日中は木の上で静かに停まって擬態をし、夜間に行動し捕食活動をするそうです。

多頭飼育したら、楽しそうに思いました。







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投稿者 院長 | 記事URL

2013年5月25日 土曜日

この子は誰?(part 6)

この子は誰?シリーズも第6弾となりました。


今回のこの動物は生まれてまだ2日目という、ほかほかのベビーです!


さてこの子は誰でしょうか?




今回は簡単かもしれませんね。



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答えはウサギの赤ちゃんです。

保育園のウサギ園で生まれたこの赤ちゃん、残念ながら母ウサギが育児を放棄して哺乳できなくなり、保育園の先生が困って来院された次第です。






全長わずか6cmたらずの赤ちゃんです。

若干の下痢が認められました。

ウサギの赤ちゃんは生後10日で眼が開きます。

母ウサギは一日一回だけ赤ちゃんに授乳を約5分間行います。

この授乳時のみ母ウサギは赤ちゃんと接触し、それ以外の時は赤ちゃんに近づくことすらしません。

この行動をもってして、飼主様が心配して産箱を覗いたり、赤ちゃんを触ったりしますと母ウサギが育児を放棄する場合があります。

今回もひょっとしたら、育児放棄はそのあたりに原因があるかもしれません。



ウサギは犬の様に産後、育児に専念するという動物ではありません。

今回、いかに育児放棄とは言え、できたらウサギの母乳を与えるのがベストです。

当院の患者様で、想像妊娠で泌乳期に入っている患者様に、急遽お願いして母乳をいただきました。



いただいた乳を赤ちゃんに与えようとして、翌日、保育園の先生に改めて連絡をしました。

そうしたら、本日この赤ちゃんは亡くなられたとのこと。

とても残念でした。

母親が育児放棄をした場合、犬猫のように、ミルクにしても他の食材にしてもある程度そろえることが可能ならよいのですが、ウサギとなると簡単にはいきません。

ウサギの場合、母親の加護なくして、赤ちゃんの成長は望めないかもしれません。




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投稿者 院長 | 記事URL

2013年5月16日 木曜日

カワセミを拾ってしまいました!

カワセミを拾い、健康診断を兼ねて来院された方がみえます。

カワセミはブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に分類される野鳥です。

宝石のヒスイ(翡翠)はこのカワセミの羽根の色に由来して名付けられたそうです。



清流のある環境に棲息する点で、環境汚染の指標ともされている鳥です。

国際自然保護連合によりレッドリストの軽度懸念(LC)の指定を受けているそうです。

各都道府県によっては、カワセミは絶滅危惧Ⅱ類や要保護生物、準絶滅危惧、希少種等といった指定を受けています。




そんなカワセミですが、個人で勝手に飼育することは法律で禁じられています。

今回は、いわゆる緊急保護処置ということになりますが、県の鳥獣保護センター(野鳥園管理事務所)をご紹介させて頂きました。

このカワセミ君、診察した限りでは翼や肢を痛めていることもなく、取り立てて異常な所見は認められませんでした。





写真ではこの美しい翼の色を上手く写すことが出来ませんが、翡翠という名からも、光の当たる角度で微妙なグラディエーション効果があり、見ていて飽きません。

保護された方が飼育したくなる気持ちがわからなくはありません。

しかし、カワセミに限らず野鳥は自然界の生きた餌を捕食して生きていますので、一般の方が飼育するのは無理です。

ましてや鳥獣保護法で守られている動物種です。

保護された方は、まずは都道府県の指示を仰がれるようお願い致します。





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投稿者 院長 | 記事URL

2013年4月26日 金曜日

アルゴンプラズマ凝固法(APC)を使用してみました。

手術を実施する中で気を使うのが、止血です。

特に出血層が浅い患部で、湧水のごとく出血している場合などは、電気メス(モノポーラ・バイポーラ)でも完全に止血が完了しないこともあります。

今回、当院でエルベ社の電気メスを使用している関係で、オプションとしてアルゴンプラズマのスプレー凝固を試用させてもらいました。



ミニチュア・ピンシャーのルーシーちゃんは、乳腺腫瘍が見つかり今回、避妊手術と乳腺腫瘍摘出手術を実施することとなりました。

乳腺腫瘍の手術では、術後もジワジワ出血が続く症例もありますので、このアルゴンプラズマを使用することとしました。






上写真の黄色丸の部分がプラズマが放電しているところです。

一般に電気メスでは患部とメスが物理的に接触するのみでの止血となります。

しかし、スプレー凝固(放電凝固)では、通常よりも高い電圧をかけることで、抵抗の高い空気中にスパークを飛ばす非接触的なで凝固する方法です。







電離しやすいアルゴンガスは、高電圧のスプレー凝固出力によってイオン化したプラズマとなり、電極と組織の間に電圧を通す媒体となります。

難しい話はこれくらいにして、使用感としては溶接用のバーナーで炙るような感じです。

気をつけないと、あっという間に広範囲を炙ってしまいますので要注意です。

下写真の黄色部分のように一部、炭化した箇所が認められます。

止血完了を確認後、ガーゼで優しく取る事は可能です。




乳腺腫瘍摘出手術は従来、何ヶ所も血管を結紮止血して対応してきましたが、このAPCは瞬間的に止血できてしまうのは手術時間の短縮化につながり便利です。

エルベ社のバイクランプにしても、一度使用するともう縫合糸で動脈を結紮することが煩雑に思えてきて、大局的にみると患者のためにはなるけど、自分の外科技術の研鑽にはつながらないようにも思えます。



しかし、技術革新とはこのような小さなことの積み重ねで進歩するわけですから、受け入れて動物たちに還元できる技術なら進んで取り込んでいきたいと思います。



ルーシーちゃんのこの避妊と乳腺腫瘍の手術にしても、あわせて90分とかかりませんでしたので非常に好感触です。

ルシーちゃん、お疲れ様でした!




アルゴンプラズマ凝固法(APC)を初めて、ご覧になられて動物医療も少しづつ進歩してるな、と感じられた方は
 

 
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投稿者 院長 | 記事URL

2013年4月 4日 木曜日

山塙主任、お疲れ様でした!

3月いっぱいを持ちまして、当院を影となり、日向となり支えてくれた山塙主任看護士が退職されました。

山塙主任には5年余にわたり勤務され、まさに私の右腕として頑張ってくれました。

ご結婚による寿退社です。

ささやかながら、彼女への感謝の気持ちでお花を贈ります。



この半年間の山塙主任は、新人看護師達の教育係的な業務が中心となっておりました。

ずぼらな私とは違って、彼女は非常に緻密に計画的に行動をするタイプの看護師です。

何度も彼女には、窮地を助けてもらっています。

彼女がいなくなってからの、当院の戦力をカバーするため新人スタッフ達も全力で研修中です。



今春、当院のスタッフは新人がたくさん入社することとなり、常勤とパートのスタッフを合わせると10人を超えます。

これまで、当院をご利用いただいてる飼主様も見慣れない新しいスタッフに当惑されるかもしれません。

近々、ホームページをリニューアルしますので、その時スタッフの紹介を改めて致します。

これまで以上に医療サービスの質を向上するため、私含めスタッフ全員で頑張っていきますのでよろしくお願い致します。



お世話になった山塙主任に感謝の言葉を伝えてます。

今のスタッフにとって、彼女が目標となっていることは間違いなさそうです。





山塙主任、お疲れ様でした!

素敵な家庭を築いてお幸せになって下さい!!





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