院長ブログ
2013年5月25日 土曜日
この子は誰?(part 6)
この子は誰?シリーズも第6弾となりました。
今回のこの動物は生まれてまだ2日目という、ほかほかのベビーです!
さてこの子は誰でしょうか?
今回は簡単かもしれませんね。
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答えはウサギの赤ちゃんです。
保育園のウサギ園で生まれたこの赤ちゃん、残念ながら母ウサギが育児を放棄して哺乳できなくなり、保育園の先生が困って来院された次第です。
全長わずか6cmたらずの赤ちゃんです。
若干の下痢が認められました。
ウサギの赤ちゃんは生後10日で眼が開きます。
母ウサギは一日一回だけ赤ちゃんに授乳を約5分間行います。
この授乳時のみ母ウサギは赤ちゃんと接触し、それ以外の時は赤ちゃんに近づくことすらしません。
この行動をもってして、飼主様が心配して産箱を覗いたり、赤ちゃんを触ったりしますと母ウサギが育児を放棄する場合があります。
今回もひょっとしたら、育児放棄はそのあたりに原因があるかもしれません。
ウサギは犬の様に産後、育児に専念するという動物ではありません。
今回、いかに育児放棄とは言え、できたらウサギの母乳を与えるのがベストです。
当院の患者様で、想像妊娠で泌乳期に入っている患者様に、急遽お願いして母乳をいただきました。
いただいた乳を赤ちゃんに与えようとして、翌日、保育園の先生に改めて連絡をしました。
そうしたら、本日この赤ちゃんは亡くなられたとのこと。
とても残念でした。
母親が育児放棄をした場合、犬猫のように、ミルクにしても他の食材にしてもある程度そろえることが可能ならよいのですが、ウサギとなると簡単にはいきません。
ウサギの場合、母親の加護なくして、赤ちゃんの成長は望めないかもしれません。
今回のこの動物は生まれてまだ2日目という、ほかほかのベビーです!
さてこの子は誰でしょうか?
今回は簡単かもしれませんね。
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答えはウサギの赤ちゃんです。
保育園のウサギ園で生まれたこの赤ちゃん、残念ながら母ウサギが育児を放棄して哺乳できなくなり、保育園の先生が困って来院された次第です。
全長わずか6cmたらずの赤ちゃんです。
若干の下痢が認められました。
ウサギの赤ちゃんは生後10日で眼が開きます。
母ウサギは一日一回だけ赤ちゃんに授乳を約5分間行います。
この授乳時のみ母ウサギは赤ちゃんと接触し、それ以外の時は赤ちゃんに近づくことすらしません。
この行動をもってして、飼主様が心配して産箱を覗いたり、赤ちゃんを触ったりしますと母ウサギが育児を放棄する場合があります。
今回もひょっとしたら、育児放棄はそのあたりに原因があるかもしれません。
ウサギは犬の様に産後、育児に専念するという動物ではありません。
今回、いかに育児放棄とは言え、できたらウサギの母乳を与えるのがベストです。
当院の患者様で、想像妊娠で泌乳期に入っている患者様に、急遽お願いして母乳をいただきました。
いただいた乳を赤ちゃんに与えようとして、翌日、保育園の先生に改めて連絡をしました。
そうしたら、本日この赤ちゃんは亡くなられたとのこと。
とても残念でした。
母親が育児放棄をした場合、犬猫のように、ミルクにしても他の食材にしてもある程度そろえることが可能ならよいのですが、ウサギとなると簡単にはいきません。
ウサギの場合、母親の加護なくして、赤ちゃんの成長は望めないかもしれません。
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投稿者 院長 | 記事URL
2013年5月16日 木曜日
カワセミを拾ってしまいました!
カワセミを拾い、健康診断を兼ねて来院された方がみえます。
カワセミはブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に分類される野鳥です。
宝石のヒスイ(翡翠)はこのカワセミの羽根の色に由来して名付けられたそうです。
清流のある環境に棲息する点で、環境汚染の指標ともされている鳥です。
国際自然保護連合によりレッドリストの軽度懸念(LC)の指定を受けているそうです。
各都道府県によっては、カワセミは絶滅危惧Ⅱ類や要保護生物、準絶滅危惧、希少種等といった指定を受けています。
そんなカワセミですが、個人で勝手に飼育することは法律で禁じられています。
今回は、いわゆる緊急保護処置ということになりますが、県の鳥獣保護センター(野鳥園管理事務所)をご紹介させて頂きました。
このカワセミ君、診察した限りでは翼や肢を痛めていることもなく、取り立てて異常な所見は認められませんでした。
写真ではこの美しい翼の色を上手く写すことが出来ませんが、翡翠という名からも、光の当たる角度で微妙なグラディエーション効果があり、見ていて飽きません。
保護された方が飼育したくなる気持ちがわからなくはありません。
しかし、カワセミに限らず野鳥は自然界の生きた餌を捕食して生きていますので、一般の方が飼育するのは無理です。
ましてや鳥獣保護法で守られている動物種です。
保護された方は、まずは都道府県の指示を仰がれるようお願い致します。
カワセミはブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に分類される野鳥です。
宝石のヒスイ(翡翠)はこのカワセミの羽根の色に由来して名付けられたそうです。
清流のある環境に棲息する点で、環境汚染の指標ともされている鳥です。
国際自然保護連合によりレッドリストの軽度懸念(LC)の指定を受けているそうです。
各都道府県によっては、カワセミは絶滅危惧Ⅱ類や要保護生物、準絶滅危惧、希少種等といった指定を受けています。
そんなカワセミですが、個人で勝手に飼育することは法律で禁じられています。
今回は、いわゆる緊急保護処置ということになりますが、県の鳥獣保護センター(野鳥園管理事務所)をご紹介させて頂きました。
このカワセミ君、診察した限りでは翼や肢を痛めていることもなく、取り立てて異常な所見は認められませんでした。
写真ではこの美しい翼の色を上手く写すことが出来ませんが、翡翠という名からも、光の当たる角度で微妙なグラディエーション効果があり、見ていて飽きません。
保護された方が飼育したくなる気持ちがわからなくはありません。
しかし、カワセミに限らず野鳥は自然界の生きた餌を捕食して生きていますので、一般の方が飼育するのは無理です。
ましてや鳥獣保護法で守られている動物種です。
保護された方は、まずは都道府県の指示を仰がれるようお願い致します。
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