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院長ブログ

2012年10月28日 日曜日

この子は誰?(part 2)

本日はここ東浦は雨が真剣に降っております。

午前中はバタバタしてましたが、午後からはこの雨もあって病院も暇になりました。

そこでこの子はだれ?の第二弾を行きます。

まだ乳飲み子のこの動物種は何でしょうか?

ヒントは今人気の有袋類です。




cafe




答えはフクロモモンガの赤ちゃんです!

フクロモモンガの雌は約16日で出産、育児嚢で子育てを始めます。

出産後は約2か月位で育児嚢から赤ちゃんモモンガは出てきます。

今回の赤ちゃんは、残念ながらお母さんモモンガが育児の途中で死亡したため、やもなく育児嚢から脱出せざる得なかった子達です。(2匹います。)



育児嚢からそろそろ出ようかなという時期にアクシデントに見舞われた赤ちゃんですが、飼主様が一生懸命頑張って人工乳で授乳しました。

まだ眼も見えていなく、体毛もほとんどない状態です。

赤ちゃんたちは、自分の体温調整もしっかりできない状態です。

お母さんモモンガのように育児することは困難を極めます。





非常に残念ですが、この2匹の赤ちゃんたちは飼主様の懸命な育児にも関わらず亡くなられました。

育児嚢から出てきて離乳をするのならば、比較的容易に対応できるのですが、授乳となると大変です。


一般にはフクロモモンガはペアの相性が良ければ、繁殖は旺盛で育児もそんなにアクシデントはないといわれます。

でも、それは心身ともに健康な雄と雌のペアリングで成立することです。

フクロモモンガは妊娠期間が短く、子供も小さい分生むまでの負担は少ないと言えます。

子どもが育児嚢に入ってからが大変で、有袋類は完全離乳まで時間がかかるため、非常に大きくなった子どもが育児嚢に入ってるケースがあります。

この時、お母さんモモンガが高齢すぎていたり、体が小さかったり、栄養状態が悪かったりすると育児に失敗するケースもあります。

繁殖をお考えの方は、まずはペアとなるモモンガたちの健康状態をベストに維持して下さい。




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投稿者 院長 | 記事URL

2012年10月13日 土曜日

捕獲大作戦 in 東浦

先日、当院がテナントとして入っているイオンモール構内で捕り物がありました。

今回はその報告をさせていただきます。

当時はたまたま休診日で、病院に居ましたところ、イオンモール事務所の方がみえましてカート置場に何やら小動物が入り込んで困っているとのこと。

早速、何者か見極めるために出向きました。

下の写真がカートの下に潜り込んだ動物を望遠で撮ったものです。



かなり怯えた感じですが、どうやら狸のようです。

イオンモール内の職員の方々がたくさん集合し始めました。







狸君はカート置場のカート下に籠城を決め込んでおりますので、網で外周を囲んで逃げ口を一か所作り、そこに捕獲籠を置く作戦です。





黄色矢印が捕獲籠です。



奥の方から棒で音を鳴らしながら、捕獲籠へと追い込みをかけます。

何度か失敗しつつも、最後には狸君は捕獲籠へと自ら入りました。







非常に興奮しており、籠の格子をかじったりしてます。

よくよく見るとまだ若い個体です。





気が付くと狸君を取り囲んで黒山の人だかりです。



イオンモールの周辺は山もあり田んぼもありますので、たまたま迷ってイオンモール構内に入り込んでしまったようです。

皆で騒いで狸君を追い込んで可哀そうに思いましたが、お客様に咬みついたりして事故が起こっては大変なことになります。

一時は大変な騒ぎになるかと思いましたが、イオンモール職員の方々の迅速な連携プレーで事なきを得ました。

私どもも病院でエキゾチックアニマルを診察しますが、逃がしてイオンモール内に入り込んだら責任問題となります。

他人事でなく、緊張の瞬間でした。



この狸君、よく見ますと鼻の下に部分に腫瘍が出来ています。

仕事柄、どうしても気になってしまいました。

警備の方に狸君は保健所に連行され、保護されることとなりました。



ヒトと野生動物が互いに棲み分けできているうちは問題はおきません。

山を崩して宅地を増やしていけば、行き場を失った野生動物には、いづれ辛い末路が待っています。

狸に感情移入してしまい、ちょっと落ち込みがちな休診日でした。





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投稿者 院長 | 記事URL

2012年10月12日 金曜日

職場体験'12 (part2)

今年8月にも職場体験で女子中学生が当院で頑張ってくれました。

本日、職場体験part2と称して二人の男子中学生をご紹介します。

職場体験で男子中学生が当院を訪れたのは久しぶりなので、つい今回ブログに書いてしまいました。

二人ともに体育会系で、野球部と弓道部で頑張っているそうです。



さすがに挨拶は一級品で、声が通ること通ること!

私自身も体育会系でしたので嬉しくなってしまいました。

でも事情を知らない飼主様は、当然のことながらデカい声で挨拶をされて、かなり驚かれていました。

狭い病院ですから、致し方ありません。

彼らの動きにも無駄がなく、しっかり掃除をしてくれました。



彼らの内、一人は獣医師を、一人は生物学者を志望しています。

丁度、ミニュチュア・ダックスの歯石除去処置がありましたので、見学してもらいました。



全身麻酔の導入から維持、そして覚醒の過程が興味深かったようです。

20分足らずの処置ではありますが、人間並みにモニターをつけて、呼吸や心臓の動きを監視しながら、スケーリングしてるところはビックリしたそうです。





是非、自分の志望する道に進めるように日常の勉強を頑張ってください!

加えて、このような小さな動物の細かな処置を、一生懸命やってる大人たちがいることも忘れないでくださいね。




 
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