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モルモットの疾病

モルモットの皮下膿瘍


モルモットは人工的飼育環境下では、外傷を受ける機会が多いです。

例えば、牧草(チモシー)を床材として敷いていて、その先端部が皮膚を傷つけたり、角膜を損傷したりすることがあります。

ウサギをはじめとして、モルモットやプレリードッグ・ジリス等も皮膚に細菌感染を受けると皮下に膿瘍を形成する場合があります。

今回ご紹介するのは、モルモットの皮下膿瘍の2症例です。


モルモットのきなこ君(2.5歳、雄)は頚腹部に大きな腫脹を認めて来院されました。



まず腫れている箇所を軽く圧迫を加えたところ、穿孔している部位があり、膿が出て来ました。



明らかな皮下膿瘍です。

貯留している膿を出した後、カプセル状になっている皮下嚢胞内を消毒液できれいに洗浄します。





生クリームを彷彿とさせる膿です。



皮膚穿孔してる部位にゾンデ針を挿入して消毒洗浄しています。







きなこ君は、しばらくは抗生剤の投薬と患部の消毒・洗浄が必要です。

2週間ほどの投薬、患部消毒洗浄で完治されました。





次は、モルモットの小次郎君(2か月齢、雄)です。

肘が腫脹していることで来院されました。



下写真黄色丸の箇所が腫れています。



肘関節内に関節膿瘍が形成されているかもしれませんので、まずは慎重に皮下から注射針を穿刺していきます。



皮下の浅い部位で膿が注射器内に吸引されるのが分かりました。

下写真、黄色丸・黄色矢印に膿が認められます。



小次郎君はその後、4週間にわたって抗生剤を内服して頂き、肘の腫れもしっかり治まり完治されました。


モルモットは皮下に膿瘍が出来ますと、ウサギ同様に膿が拡散するのを防ぐためにカプセルの様に膿を皮下組織で封じ込めます。

この皮下膿瘍は外科的に嚢胞ごと摘出するのが、一番確実に早期治療につながります。

しかし、部位によっては、まるごと摘出できないことが多いのも事実です。

何もせず、ほっておいて膿が自然に吸収されることはなく、その前に皮膚が破れて排膿に至るケースが殆どです。

しこりが皮下にできたかな?と感じられたらお早目の受診をお勧め致します。



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投稿者 もねペットクリニック 院長 | 記事URL

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