
マダニ・ノミ・ダニ予防

ノミ・ダニ予防
ノミ・ダニは犬・猫の皮膚や被毛に寄生して痒みの原因になったり、皮膚病の原因や原虫症を媒介する中間宿主になります。


ノミが噛んで、皮膚にノミの唾液が入り激しい痒みや炎症を起こすノミアレルギーが挙げられます。さらに瓜実条虫という寄生虫の卵を持っているノミを飲み込み、その虫卵が小腸で孵化して消化障害を引き起こします。したがって、ノミの寄生を予防することで瓜実条虫の感染をも予防します。
マダニは吸血して、色々な原虫という病原体を移し、結果としてバベシア症・ライム病・リケッチア症等を引き起こします。特にライム病はヒトにも感染する怖い人畜共通伝染病です。ノミ・ダニといった外部寄生虫を確実に予防するにはオンスポットタイプの首筋に滴下する予防薬(フロントラインプラス、レボリューション等)や経口薬があります。

フィラリア予防

フィラリア症について

心臓にそうめん状の寄生虫が寄生することによって起こる伝染病です。蚊が犬の血を吸う時、フィラリアの子虫を犬の体内に植え付けます。心臓に寄生した子虫は半年位で20~25cm位になり、心臓に傷害を与えます。
- 空咳:乾いた咳はしていませんか?
- 腹水:おなかがポッコリしていませんか?


防虫ランプや蚊取り線香は全く効果がありませんが、月に一度のチュアブルや錠剤等を飲むことで予防は100%可能です。
ただ、既にフィラリアの感染を受けている場合、知らずに予防薬を投与するとショック死の危険がありますので、当院では投薬前に血液検査で正確なフィラリア抗原検査を実施しております。これにより従来の直接法に比べ、ほぼ100%感染を検出できるようになりました。予防期間は遅くとも5月から12月まで忘れずにお願い致します。
ただ、既にフィラリアの感染を受けている場合、知らずに予防薬を投与するとショック死の危険がありますので、当院では投薬前に血液検査で正確なフィラリア抗原検査を実施しております。これにより従来の直接法に比べ、ほぼ100%感染を検出できるようになりました。予防期間は遅くとも5月から12月まで忘れずにお願い致します。