異物誤飲/犬
2012年12月20日 木曜日
犬の異物誤飲(その7 鳥の骨)
犬の異物誤飲のご紹介も本日で7症例となります。
柴犬の三四郎君(10歳)は、お散歩中にどうやら鳥の骨らしきものを飲み込んだと来院されました。
しっかり骨をかみ砕いて飲み込んでくれればよいのですが、散歩中ですと飼主様から奪われるのが嫌で速攻、飲み込んでしまう確信犯的な犬が多いのも事実です。
早速、レントゲン撮影を実施しました。
お分かりいただけたでしょうか?
胃の周辺部を拡大してみます。
上の黄色丸・矢印で示したように、はっきりと鳥の骨の形状が確認できます。
胃の中を骨が突っ張り棒のごとく入り込んでいます。
これでは嘔吐させて回収するjことはできませんし、胃の幽門部から十二指腸まで送り込まれることも不可能でしょう。
この鳥の骨の全長をコンピューターで測定したところ、10㎝もあることが判明しました。
結局、胃を切開することとなりました。
いつものごとく全身麻酔です。
開創器で胃を露出して、メスで切開を加えるところです。
メスを入れたところ、すぐに胃を押しやるかのように下から鳥の骨が顔を出しました!
早期の回復を考慮して、胃の切開部は2cm以内に留めました。
あとは胃を縫合していきます。
次に腹膜・腹筋を縫合します。
最後に皮膚縫合で終了です。
手術は1時間以内で終了して、三四郎君も無事麻酔から覚醒し始めました。
三四郎君は1週間ほど入院して頂き、その間流動食も含め、胃に優しい食生活を送ってもらいました。
柴犬は比較的、異物誤飲が多い犬種です。
特に散歩中に、瞬間的に何でもお気に入りの物を見つけたら、何も考えずに口の中に入れる傾向が強いように思います。
飼い主様から、その時点で注意を受けようものなら、取られるくらいなら飲み込んでしまえ、とばかりに異物誤飲に至ります。
お散歩中にはくれぐれもご注意ください。
最後に入院中にちょっとダイエットした三四郎君です。
無事退院できてよかったです。
柴犬の三四郎君(10歳)は、お散歩中にどうやら鳥の骨らしきものを飲み込んだと来院されました。
しっかり骨をかみ砕いて飲み込んでくれればよいのですが、散歩中ですと飼主様から奪われるのが嫌で速攻、飲み込んでしまう確信犯的な犬が多いのも事実です。
早速、レントゲン撮影を実施しました。
お分かりいただけたでしょうか?
胃の周辺部を拡大してみます。
上の黄色丸・矢印で示したように、はっきりと鳥の骨の形状が確認できます。
胃の中を骨が突っ張り棒のごとく入り込んでいます。
これでは嘔吐させて回収するjことはできませんし、胃の幽門部から十二指腸まで送り込まれることも不可能でしょう。
この鳥の骨の全長をコンピューターで測定したところ、10㎝もあることが判明しました。
結局、胃を切開することとなりました。
いつものごとく全身麻酔です。
開創器で胃を露出して、メスで切開を加えるところです。
メスを入れたところ、すぐに胃を押しやるかのように下から鳥の骨が顔を出しました!
早期の回復を考慮して、胃の切開部は2cm以内に留めました。
あとは胃を縫合していきます。
次に腹膜・腹筋を縫合します。
最後に皮膚縫合で終了です。
手術は1時間以内で終了して、三四郎君も無事麻酔から覚醒し始めました。
三四郎君は1週間ほど入院して頂き、その間流動食も含め、胃に優しい食生活を送ってもらいました。
柴犬は比較的、異物誤飲が多い犬種です。
特に散歩中に、瞬間的に何でもお気に入りの物を見つけたら、何も考えずに口の中に入れる傾向が強いように思います。
飼い主様から、その時点で注意を受けようものなら、取られるくらいなら飲み込んでしまえ、とばかりに異物誤飲に至ります。
お散歩中にはくれぐれもご注意ください。
最後に入院中にちょっとダイエットした三四郎君です。
無事退院できてよかったです。
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2012年12月 2日 日曜日
犬の異物誤飲(その6 靴下 不思議な症例)
本日、ご紹介するのは異物誤飲の症例で、その6となります。
いつも健診で診ている黒パグの まろ君ですが、その日の午前中に来院されました。
まろ君は、3週間前に自分の靴下を飼い主様の目の前で飲み込まれたそうです。
その後、飼主様は毎日、まろ君の便をチェックされていたのですが、まだ靴下は出てこないとのことです。
3週間という長い期間、そのままで飼い主様が、経過観察されていたことにも驚きました。
誤飲した直後ならば、まだ吐かせたりすることも可能な場合が多いです。
いかに外科手術が好きな私でも、無節操に切りたくはありません。
まずはレントゲン撮影を実施しました。
よく見ますと胃内に均一な物体があります。
下写真に黄色丸で示しました。
その異物と思しき物体の大きさを計測しますと20×50㎜ほどです。
これは靴下の大きさに非常に近いとのことで、何とかしなければなりません。
飼い主様の意向も尊重してできうる限り、お腹は開けずに嘔吐させて、それで出てくれれば万事OKという方針にしました。
嘔吐促進させるため過酸化水素水を飲んでいただき、経過をみました。
まろ君はえづいて、胃内のドッグフードを嘔吐しましたが、残念ながら靴下は出てきません。
3週間もの間、嘔吐して吐き出すこともなかった靴下ですから、今になってスムーズに嘔吐が出来るかは疑問です。
しばらく嘔吐処置を続行しましたが、靴下を吐かせることはできませんでした。
結局、飼主様のご了解を得て試験的開腹をすることとなりました。
すぐに手術出来ればよかったのですが、外来の診察が長引いて、メスを入れることになったのは19時でした。
時間をかけて丹念に胃内を探査するのですが、残念ながら靴下は胃内には存在しません。
レントゲン上では存在していると思っていたので、頭を抱えてしまいました。
本来なら1時間内で終了するはずが、事は簡単に終わりそうにありません。
開けた胃を縫合して、十二指腸から下流の腸を確認して行きます。
空回腸から下行結腸は殆ど空の状態です。
調べられる範囲での探査では異物と思しき物体は存在しませんでした。
納得のいかない状況ですが、やむを得ず閉腹しました。
その後、まろ君の麻酔覚醒に時間がかかり、心配した面もありましたが無事手術は終了しました。
その翌日、スタッフがまろ君が硬い便をしているのを発見しました。
便の中に布のようなものが入っているようで、洗ってみると。
なんと糞便中に昨晩、必死になって探していた靴下が見つかりました!
まろ君といえば、すっきりした顔で安堵の表情を浮かべているかのようです。
今回の1件、もう一度思い起こしてみれば、前日の午前中に嘔吐処置をおこなって、激しくえづいた結果が靴下を口へ吐出することが出来ずに(噴門部と靴下の大きさの関係で)、幽門部から十二指腸へ送り出してしまったのではないか?
加えて、7時間以上の時間が経過してからの試験的切開であったため、靴下はすでに骨盤下の直腸近くまで下りてしまったのではないだろうか?
この推察が正しければ、私が靴下を探している時には、すでに靴下は便と共に排便の時を待ち構えていたということです。
過酸化水素水で嘔吐処置を実施せず、速やかに胃切開を行っていたら靴下を胃内で捕まえることが出来たかもしれません。
手術中は、いくつかの要因が積み重なって、思いもよらぬ結果を招くことがあります。
結果として、3週間、まろ君のお腹の中に留まっていた靴下は体外に出ましたし、将来的に異物誤飲による消化器障害にならずに済みました。
とはいえ、正攻法で異物摘出が出来なくて、まろ君にも飼主様にも申し訳なく思います。
まろ君は5日間の入院で元気に退院されました。
いつも健診で診ている黒パグの まろ君ですが、その日の午前中に来院されました。
まろ君は、3週間前に自分の靴下を飼い主様の目の前で飲み込まれたそうです。
その後、飼主様は毎日、まろ君の便をチェックされていたのですが、まだ靴下は出てこないとのことです。
3週間という長い期間、そのままで飼い主様が、経過観察されていたことにも驚きました。
誤飲した直後ならば、まだ吐かせたりすることも可能な場合が多いです。
いかに外科手術が好きな私でも、無節操に切りたくはありません。
まずはレントゲン撮影を実施しました。
よく見ますと胃内に均一な物体があります。
下写真に黄色丸で示しました。
その異物と思しき物体の大きさを計測しますと20×50㎜ほどです。
これは靴下の大きさに非常に近いとのことで、何とかしなければなりません。
飼い主様の意向も尊重してできうる限り、お腹は開けずに嘔吐させて、それで出てくれれば万事OKという方針にしました。
嘔吐促進させるため過酸化水素水を飲んでいただき、経過をみました。
まろ君はえづいて、胃内のドッグフードを嘔吐しましたが、残念ながら靴下は出てきません。
3週間もの間、嘔吐して吐き出すこともなかった靴下ですから、今になってスムーズに嘔吐が出来るかは疑問です。
しばらく嘔吐処置を続行しましたが、靴下を吐かせることはできませんでした。
結局、飼主様のご了解を得て試験的開腹をすることとなりました。
すぐに手術出来ればよかったのですが、外来の診察が長引いて、メスを入れることになったのは19時でした。
時間をかけて丹念に胃内を探査するのですが、残念ながら靴下は胃内には存在しません。
レントゲン上では存在していると思っていたので、頭を抱えてしまいました。
本来なら1時間内で終了するはずが、事は簡単に終わりそうにありません。
開けた胃を縫合して、十二指腸から下流の腸を確認して行きます。
空回腸から下行結腸は殆ど空の状態です。
調べられる範囲での探査では異物と思しき物体は存在しませんでした。
納得のいかない状況ですが、やむを得ず閉腹しました。
その後、まろ君の麻酔覚醒に時間がかかり、心配した面もありましたが無事手術は終了しました。
その翌日、スタッフがまろ君が硬い便をしているのを発見しました。
便の中に布のようなものが入っているようで、洗ってみると。
なんと糞便中に昨晩、必死になって探していた靴下が見つかりました!
まろ君といえば、すっきりした顔で安堵の表情を浮かべているかのようです。
今回の1件、もう一度思い起こしてみれば、前日の午前中に嘔吐処置をおこなって、激しくえづいた結果が靴下を口へ吐出することが出来ずに(噴門部と靴下の大きさの関係で)、幽門部から十二指腸へ送り出してしまったのではないか?
加えて、7時間以上の時間が経過してからの試験的切開であったため、靴下はすでに骨盤下の直腸近くまで下りてしまったのではないだろうか?
この推察が正しければ、私が靴下を探している時には、すでに靴下は便と共に排便の時を待ち構えていたということです。
過酸化水素水で嘔吐処置を実施せず、速やかに胃切開を行っていたら靴下を胃内で捕まえることが出来たかもしれません。
手術中は、いくつかの要因が積み重なって、思いもよらぬ結果を招くことがあります。
結果として、3週間、まろ君のお腹の中に留まっていた靴下は体外に出ましたし、将来的に異物誤飲による消化器障害にならずに済みました。
とはいえ、正攻法で異物摘出が出来なくて、まろ君にも飼主様にも申し訳なく思います。
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2012年9月15日 土曜日
犬の異物誤飲(その5 串)
犬の異物誤飲シリーズ、今回で5回目になります。
こんなものまで食べてしまうの?
とブログをご覧いただいた飼主様から意見をいただくことがあります。
我々からすると信じがたい物まで犬は口にします。
犬の異物誤飲につきましては、今後も症例をあげつつ、飼主の皆さまにも注意を喚起する意味で継続させて頂きたく思います。
さて、今回は焼き鳥の串を半分齧って、そのまま飲み込んでしまったミニチュア・ダックス君のケースです。
飼い主様が見ている前で、異物誤飲されるケースが我々からすると非常に助かります。
何か分からないけど嘔吐が続いてる、とか食欲不振が続いているとかの症状から、各種精密検査をして、異物誤飲まで絞り込んでいく手間が省けます。
早速、全身麻酔をして胃を切開しました。
胃を出した瞬間にすでに黄色矢印に示すように胃を内側から圧迫している異物が存在していることに気づきます。
その部分に注意深くメスを入れます。
胃切開と同時に飛び出してきたのが、飼主様の申告通り、半分に折れた焼き鳥の串でした。
長さが約6cmの串です。
状況にもよりますが、最悪この串が胃を穿孔して、横隔膜を貫いて心臓を傷つけることだってあり得ます。
胃切開した箇所も最小限にとどめることが出来ましたので、二重縫合を実施して胃を閉鎖しました。
結果として、正味30分ほどで手術は完了しました。
ダックス君にしても最小のストレスで済んだ手術と思います。
こんなものまで食べてしまうの?
とブログをご覧いただいた飼主様から意見をいただくことがあります。
我々からすると信じがたい物まで犬は口にします。
犬の異物誤飲につきましては、今後も症例をあげつつ、飼主の皆さまにも注意を喚起する意味で継続させて頂きたく思います。
さて、今回は焼き鳥の串を半分齧って、そのまま飲み込んでしまったミニチュア・ダックス君のケースです。
飼い主様が見ている前で、異物誤飲されるケースが我々からすると非常に助かります。
何か分からないけど嘔吐が続いてる、とか食欲不振が続いているとかの症状から、各種精密検査をして、異物誤飲まで絞り込んでいく手間が省けます。
早速、全身麻酔をして胃を切開しました。
胃を出した瞬間にすでに黄色矢印に示すように胃を内側から圧迫している異物が存在していることに気づきます。
その部分に注意深くメスを入れます。
胃切開と同時に飛び出してきたのが、飼主様の申告通り、半分に折れた焼き鳥の串でした。
長さが約6cmの串です。
状況にもよりますが、最悪この串が胃を穿孔して、横隔膜を貫いて心臓を傷つけることだってあり得ます。
胃切開した箇所も最小限にとどめることが出来ましたので、二重縫合を実施して胃を閉鎖しました。
結果として、正味30分ほどで手術は完了しました。
ダックス君にしても最小のストレスで済んだ手術と思います。
先端恐怖症の方は、この串等の誤飲は想像しただけで最悪と思われるでしょうね。
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2012年8月13日 月曜日
犬の異物誤飲(その4:線状異物)
犬は色んな異物を誤飲します。
以前から具体例をご紹介させて頂いておりますが、今回は線状異物です。
線状異物とは?
実は紐や糸のように直線の形状をしたものを線状といいますが、この線状の物体を誤飲してしまうのです。
今回ご紹介するミニュチュア・ダックス君は、飼主様が気づかれた時には、既にお尻から紐状の物体が出ているとのことで、慌てて来院されました。
下の写真の黄色矢印で示したものが線状異物です。
とっさにこの紐状の物体を引っこ抜いてしまいたい衝動にかられますが、ここで引いてしまいますと大変なことになります。
このダックス君の飼主様は賢明であったと思います。
多くの線状異物は腸の中を蠕動運動と共に下流に移動していきますが、長い線状異物であるほど腸はくびれていますので何ヶ所か引っかかってしまいます。
結果としてアコーディオン・カーテンを閉めるかのように腸が巻き上げられることになります。
この状態のまま肛門側から牽引しますと腸は線状異物により、ずたずたに切れてしまう事になります。
切れてしまった腸からは内容物が腹腔内に漏れ出て、腹膜炎から敗血症へと事態は急変してしまうでしょう。
結局、開腹して引っかかっている箇所を突き止め(おそらく複数個所のことが多いです。)、その個所を腸を切開して異物を適切に摘出する必要があります。
実際に開腹したのが下の写真です。
下の写真で、黄色の丸で囲んだ所がアコーディオン・カーテン状に巻き上げられている腸です。
腸の色が充血しているのがお分かりになりますか?
今回は3か所、線状異物が腸内で閉塞してましたので、腸を3か所切開して解除しました。
この状態で長時間放置されますと、腸が血行障害に陥り壊死を起こします。
犬に限らず猫もこの線状異物を大好きな子が多く、毛糸や紐を相手に遊びますが、誤飲に至るケースもあります。
動物の身近に線状異物を置かないように、よくよくお気を付け下さい。
以前から具体例をご紹介させて頂いておりますが、今回は線状異物です。
線状異物とは?
実は紐や糸のように直線の形状をしたものを線状といいますが、この線状の物体を誤飲してしまうのです。
今回ご紹介するミニュチュア・ダックス君は、飼主様が気づかれた時には、既にお尻から紐状の物体が出ているとのことで、慌てて来院されました。
下の写真の黄色矢印で示したものが線状異物です。
とっさにこの紐状の物体を引っこ抜いてしまいたい衝動にかられますが、ここで引いてしまいますと大変なことになります。
このダックス君の飼主様は賢明であったと思います。
多くの線状異物は腸の中を蠕動運動と共に下流に移動していきますが、長い線状異物であるほど腸はくびれていますので何ヶ所か引っかかってしまいます。
結果としてアコーディオン・カーテンを閉めるかのように腸が巻き上げられることになります。
この状態のまま肛門側から牽引しますと腸は線状異物により、ずたずたに切れてしまう事になります。
切れてしまった腸からは内容物が腹腔内に漏れ出て、腹膜炎から敗血症へと事態は急変してしまうでしょう。
結局、開腹して引っかかっている箇所を突き止め(おそらく複数個所のことが多いです。)、その個所を腸を切開して異物を適切に摘出する必要があります。
実際に開腹したのが下の写真です。
下の写真で、黄色の丸で囲んだ所がアコーディオン・カーテン状に巻き上げられている腸です。
腸の色が充血しているのがお分かりになりますか?
今回は3か所、線状異物が腸内で閉塞してましたので、腸を3か所切開して解除しました。
この状態で長時間放置されますと、腸が血行障害に陥り壊死を起こします。
犬に限らず猫もこの線状異物を大好きな子が多く、毛糸や紐を相手に遊びますが、誤飲に至るケースもあります。
動物の身近に線状異物を置かないように、よくよくお気を付け下さい。
線状異物を誤飲すると腸はこんな形になってしまうことを
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投稿者 もねペットクリニック | 記事URL
2012年7月24日 火曜日
犬の異物誤飲(その3)
本日、ご紹介しますのは3年前に石とアルミ箔を誤飲して、胃切開を実施したトイプードルのキイナちゃんです。
その手術後、数回にわたり、髪に巻くロットや石・ガラス等を誤飲しましたが、何とか嘔吐させ事なきを得ていました。
しかしながら今回は、靴下を飲み込んでしまいました。
早速、レントゲンを撮ったところ黄色い丸で囲んだ部分(胃の中)に何か大きな物体が入っているのがお分かりになると思います。
どうやら靴下のようです。
嘔吐をさせる薬を飲ませて吐かせるという方法もありますが、靴下が大きなサイズのため食道で閉塞したら摘出がより困難になりますので、胃切開をすることとなりました。残念。
しっかり、靴下が胃の中一杯に詰まっていました。
切開した胃を縫合します。
無事手術も終了し、暫くは流動食の日々が待っています。
何度も申しますが、異物誤飲をする子は何度も異物誤飲を繰り返します。
自分がなぜ手術を受ける目に遭っているかを本人は理解できないでしょう。
詰まる所、飼主様がしっかり飼育環境を整備して頂き、異物誤飲しないよう配慮していただくしかありません。
何度も胃を切開するのは本人は勿論のこと、飼主様も手術する私達も辛いところです。
その手術後、数回にわたり、髪に巻くロットや石・ガラス等を誤飲しましたが、何とか嘔吐させ事なきを得ていました。
しかしながら今回は、靴下を飲み込んでしまいました。
早速、レントゲンを撮ったところ黄色い丸で囲んだ部分(胃の中)に何か大きな物体が入っているのがお分かりになると思います。
どうやら靴下のようです。
嘔吐をさせる薬を飲ませて吐かせるという方法もありますが、靴下が大きなサイズのため食道で閉塞したら摘出がより困難になりますので、胃切開をすることとなりました。残念。
しっかり、靴下が胃の中一杯に詰まっていました。
切開した胃を縫合します。
無事手術も終了し、暫くは流動食の日々が待っています。
何度も申しますが、異物誤飲をする子は何度も異物誤飲を繰り返します。
自分がなぜ手術を受ける目に遭っているかを本人は理解できないでしょう。
詰まる所、飼主様がしっかり飼育環境を整備して頂き、異物誤飲しないよう配慮していただくしかありません。
何度も胃を切開するのは本人は勿論のこと、飼主様も手術する私達も辛いところです。
異物誤飲が習慣になってしまっている子に反省の色はありません。
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