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ハリネズミの疾病

2013年12月 6日 金曜日

ハリネズミの低温火傷

先日、グリーンイグアナの火傷についてコメントさせて頂きました。

今回は、ハリネズミの低温火傷(第1度熱傷)を報告させて頂きます。



ハリネズミの空ちゃん(年齢不明、雌)は、下腹部が赤くなって食欲も不振とのことで来院されました。



ハリネズミの下腹部の視診は、簡単なようで実は大変です。

何しろ丸くなる動物ですから、背中は十分観察可能です。

しかし、下腹部に至っては、小さな音を立てただけで丸くなって診察は不可能になります。

そんな時の助っ人として、当院では魚の網焼きを利用します。

網焼きの上に空ちゃんを乗せて、下から皮膚を診ます。





実際、下から見上げるとこんな感じです。

下写真黄色丸で囲んだ箇所が発赤しているのがお分かりでしょうか?





飼い主様から寒くなってきたのでヒーターをつけいたところ、空ちゃんは気持ちよかったんでしょうね。

ヒーターの至近距離から動くことなく、長いことジッとしていたそうです。



残念ながら、空ちゃんは第1度熱傷になっているようです。

1度熱傷は表皮に限定される損傷です。

皮膚が紅斑、熱感、疼痛を認めます。

ヒトと比較して、動物は表在血管が少ないためほとんど水泡が形成されません。

犬猫ならば被毛が皮膚を守ってくれるでしょうが、ハリネズミは針だけでそれも、背中の防御に留まります。

下腹部は地肌が露出していますので、状況によっては1度熱傷も重症になる可能性があります。



点滴による輸液療法ができればよいのですが、まず不可能です。

皮下輸液も場所を選択すれば、できなくはありませんが空ちゃんはものすごく元気で、皮下輸液もあきらめました。

患部の感染対策として、抗炎症剤・抗生剤を処方させていただきました。

犬猫に限らず、エキゾチックアニマルも心地よい空間ですと、まったりしてしまうんでしょうね。

暖房を入れる季節になりましたが、飼主の皆さまくれぐれもご注意下さい!




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投稿者 院長 | 記事URL

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