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ハムスターなど小型げっ歯類の疾病

2013年3月28日 木曜日

ジャンガリアンハムスターの線維性組織球種

ドワーフ系ハムスター(小型ハムスター)の皮下腫瘍は相変わらず多いです。

今回、ご紹介するのはジャンガリアンハムスターのコロン君(雄、1歳4か月)です。

左側下腹部に腫瘤ができ、次第に大きくなってきたとのことで他院からのご紹介で来院されました。

拝見したところ、思いのほか大きな腫瘍です。

本人の全身状態も良好なので、早速全身麻酔をかけ腫瘍摘出手術を実施しました。

下写真の黄色丸にあります腫瘍がお分かり頂けるでしょうか?





電気メスで出来る限りマージンをとるように腫瘍を切除します。





大きな腫瘍なので、腫瘍に栄養を送る栄養血管もたくさん走行しています。

これらの血管を電気メスで凝固させつつ、摘出します。

切開したエリアは非常に大きいのですが、これを縫合していきます。







摘出した腫瘍です。



ガス麻酔を切って、5分後のコロン君です。

まだやっと立っていられるくらいの状態です。



30分後のコロン君です。

かなり動き回るようになり、カメラのフォーカスを合わせるのが大変です。





摘出した腫瘍をスタンプ染色したのが下写真です。





病理検査の結果、線維性組織球種であることが判明しました。

良性の腫瘍とのことで、このまま傷口が綺麗に治って再発しなければOKです。

コロン君は無事退院されました。

コロン君、お疲れ様でした!


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投稿者 もねペットクリニック | 記事URL

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