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スタッフブログ

2018年12月16日 日曜日

獣医師中嶋のコラム ~麻酔薬の種類 吸入麻酔(第3回)~

益々、寒さが厳しくなってきましたね。

年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様はお変わりありませんでしょうか。

前回は、手術中の麻酔管理についてお話させていただきました。

前回のコラムはこちら

今回から数回、麻酔薬についてお話します。


第1回の記事で、麻酔は意識の消失鎮痛不動化を目的として

行うとお話ししました。

特に手術中に動いてしまっては危険なので、不動化がとても重要です。

そのため、動物においては、手術では全身麻酔を選択することが多いです。



第3回の今回は全身麻酔に必要な吸入麻酔についてお話しします。


・吸入麻酔とは

吸入麻酔は呼吸により吸入することによって作用する麻酔薬で、

全身麻酔に使われます。

メリットは、麻酔の導入覚醒が早く調節が簡単なところです。

しかし、単独での鎮痛効果は低いため、注射麻酔鎮痛薬を同時に使います。

注射麻酔については、また今度お話しします。

昔から様々な種類の吸入麻酔薬が使われてきましたが、(クロロホルム、エーテル、

ハロタン等)副作用の大きなもの効果の薄いものは使われなくなり、

現在、動物医療で使われているのは、イソフルランがほとんどです。

下の写真がイソフルランです。ビンに入っています。



大学病院などの一部の病院ではセボフルランが使われます。

イソフルランセボフルランは共に肝臓、腎臓への負担が少なく、

安定した麻酔を行うことができます。

イソフルランは安全性が高く、調節も簡単で、なおかつ長い間、

獣医業界で使われているので、使っている私たちも安心です。

セボフルランも安全性が高く、麻酔の覚醒も早いのですが、

特殊な麻酔器気化器)を使う必要があり、まだあまり普及していません。

人の医療では、さらに新しいデスフルランという麻酔薬が使われ始めています。


吸入麻酔は麻酔器(気化器)という器械を使い麻酔器に送ります。

普段はビンに入っていて、液体です。



しかし、揮発性が高いので、ふたを開けるとどんどん気体となり無くなってしまいます。
(ビンが割れたら終わりsweat01 一滴残らず無くなる)

なので、特殊なホースを使って麻酔器(気化器)に移していきます。


このように麻酔器(気化器)に吸入麻酔薬を入れて麻酔を行います。


麻酔器(気化器)

麻酔中は麻酔器についている酸素ダイヤルや、麻酔調節ダイヤルを回し、酸素と麻酔の量を調節しています。


酸素調節ダイヤル


麻酔調節ダイヤル

これらを調節して、ホースの先から出る酸素と、麻酔薬を調節しています。

次回は注射麻酔薬についてお話します。

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投稿者 ブログ担当スタッフ

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