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スタッフブログ

2016年9月 2日 金曜日

予防の一つ避妊手術について ~加藤獣医師便り~

こんにちはnote
獣医師の加藤です



残暑は厳しいですが
9月に入って、虫の音が涼しげに聞こえますねhappy01

秋バテにならないよう
体調には気を付けたいものです。



では、今回は『避妊手術』について

お話させていただきます。



現在、犬猫の飼い主様の予防意識が高まり

家族の一員として迎えたペットには

避妊手術を受けさせる方が多くなりました。



そのおかげで

犬猫の寿命が随分と長くなり

一緒にいられる時間が増えました。




避妊手術を行う目的として

以下のものがあげられます。



1.発情の抑制で精神的に安定する

2.出血の管理の手間が省ける

3.誤交配の危険がなくなる

4.子宮蓄膿症の予防

5.乳腺腫瘍の発生抑制

6.膣脱(犬)の予防

7.偽妊娠(犬)の予防


などです。



ここで、特に避妊手術を勧める理由は

上記の4、5の病気を予防できることが大きいからです。


『子宮蓄膿症』

子宮に膿が貯留する病気です。




発情後、数カ月以内に症状が発現します。

元気消失、食欲低下または廃絶、多飲多尿、嘔吐、発熱、腹部膨満、虚脱などです。

また陰部から茶色の液体(膿汁)が認められることが多いです。

(膿汁が認められない事もあるので注意が必要)



抗生剤の投与で陰部からの膿汁排出が止まっても

完全に子宮から膿を排出することはできません。


よって

治療の第一選択は外科的に卵巣子宮を摘出することです。




1つの症例として

こちらが通常の子宮の大きさに対し



このように子宮に膿が大量に貯留し、巨大化します。




ただ、この病気は術前、術後に

腎不全や敗血症、播種性血管内凝固(DIC)などの病気を

発症している場合もあります。



つまり
命を落とす危険が高い病気です。

上記の症状がみられたら、すぐに受診してください。




次に
『乳腺腫瘍』です。

犬の乳腺腫瘍は50%が悪性

猫の場合は、90%が悪性と言われています。



この子の場合は腫瘍が地面と擦れて自潰し、本人も気にして齧ってしまいました。





乳腺腫瘍は放置しておくと

写真のように巨大化し、自潰すると出血が止まらなくなり、

外科的に切除せざるおえなくなります。



しかし

避妊手術を早期に実施することで

乳腺腫瘍の発生を予防できることがわかってきています。
 


犬の場合

初回発情前 99.5%

1回発情後 92%

2回発情後 74%

2.5歳以降はほとんど効果がないと言われています。



猫の場合

6ヵ月齢まで 91%

7~12ヵ月齢 86%

13~24ヵ月齢 11%

24ヵ月齢以降はほとんど効果がないと言われています。


ただ、成長が遅い子は

上記の数値にとらわれず、

獣医師と相談して手術時期を決定しましょう。




手術には麻酔が必要です。

麻酔には100%安全というものはないですが

健康体であれば

通常はそれほど心配したものではありません。




よく若い時に避妊手術を行っていれば...

という状況があります。


予防できるメリットが大きいと感じた方は

愛犬、愛猫の避妊手術をご検討してみてはいかがでしょうかhappy01sign01



 

upwardright避妊手術は大切な予防の一つなんだと思われた方
クリックお願いします。















 


投稿者 ブログ担当スタッフ

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