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スタッフブログ

2015年7月 7日 火曜日

新米獣医師カーリーのつぶやき-part43-~肝臓について~

こんにちは、獣医師の苅谷です。

最近、ふとラーメンが食べたいと思い、近場の割と好みのラーメン屋に食べに行ったところ・・・

お店自体が火事で全焼していて、ラーメンを食べれませんでした。

少し気に入っていたところでしたので、残念でした。





今回は肝臓についてお話しします。

まず肝臓の働きですが、いろいろな役割を担っています。

1.エネルギーの代謝(体温の維持等)

2.有害物質の解毒

3.胆汁の生成・排出

他にも色々とありますが、主にこれらが挙げられます。

まず1についてです。

肝臓は腸から吸収された栄養(糖、蛋白、脂質)が初めて通過し、体内の中で最も大きな臓器です。

また肝臓は体の中で栄養を利用できるように作り変えたり、蓄えたり、使用したりできる臓器です。

次に2についてです。

前回の薬の話で少し出しましたが、肝臓では有害物質を体に害がないように作り変え、体外に排出できるようにする解毒を行えます。

有害物質には薬剤はもちろんのこと、体内で行われた代謝によって生じた老廃物(アンモニアなど)を含みます。





最後に3についてです。

そもそも胆汁とは何かですが・・・

胆汁は古くなった赤血球より取り出したビリルビンとコレステロールから肝臓にて作られます。

肝臓から胆のうへ運ばれ、胆管を通って消化管である十二指腸に排出されます。

この胆汁の役割ですが・・・

消化管内では界面活性剤として働き、食事中の脂肪分を細かい粒にし、膵臓から分泌されるリパーゼという消化酵素に反応しやすくします。

つまり脂肪を消化吸収するうえでは胆汁というものは欠かせないものということです。

またこの胆汁は腸内細菌の影響を受けて、最終的には便の色のもととなります。





このように肝臓は生命活動を行う上で重要な部分を担っています。

肝臓は重要な役割を担ってるからこそ、再生力が強く、とても頑張る臓器であるため、「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、肝臓はどうしようもなくひどい状態にならないと症状がでてきません。

どうやってその兆候を見つけるかは、こちらもやはり腎臓と同じく血液検査にてわかります。

肝臓の病気についてや検査については次回お話しします。

肝臓の役割がわかったという方は



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投稿者 ブログ担当スタッフ

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