愛知県知多郡東浦町の動物病院もねペットクリニックのスタッフブログ

2015年2月 6日金曜日

ＮＯ.383　ルイスくん（東浦町在住）

みなさん、こんにちは

2月に入って、先月よりも寒さを感じるのは気のせいでしょうか

朝も夜もとても寒くて
まだまだマフラーが手放せません

今北海道では『さっぽろ雪まつり』が開催されていますね

冬のイベントにはあまり行ったことが無いので
機会があったら行ってみたいです

キレイな雪像をみれば、寒さも忘れてしまうかもですね

それでは患者様紹介に参りましょう！

ビーグルのルイスくんです

毎月お耳チェックに来院するルイスくん

今日はお洋服を着てきてくれました

もっとよく見せてくれるかな？？

今の季節にピッタリなセッター、とっても似合ってるよ

暖かくて良いよね

ビーグルといえば、がっしりとした体型と垂れた耳が特徴

そのため外耳炎になりやすい犬種なんです

ルイスくんも過去に外耳炎になってしまいましたが...
飼い主様のマメな治療により、完治

その後は毎月のお耳掃除でいつもピカピカです

お耳掃除も終わって、次は心臓とお腹の音を聞くよ

大丈夫かな～

うん！良い音で問題ないね

そういえば、ルイスくんの毛色は他の子に比べると薄いよね

多くはトライカラーといって、黒・茶・白の毛色の子だけど
ルイスくんは『レモン＆ホワイト』

なかなか見ない珍しい毛色だぁ！！

毛色のほかにもルイスくんには珍しい特徴があるんですよ

みなさん、気付きましたか？

おでこのところが...ハートになってる

ここまではっきり出ているのも珍しいね～

綺麗なシンメトリーでステキだね

今年の夏で3才を迎えるルイスくん
まだまだ元気いっぱいです

さてさて、今日も無事に診察が終わりました

最後にお口の中も見ておこう！
歯もまっしろで良いね

お疲れ様でした

おでこのハートが可愛いね

と思った方

ぜひぜひ

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2015年2月 4日水曜日

ＮＯ.382　カイちゃん（刈谷市在住）

みなさん　こんにちわ

...

...　

先日もまた舞台を観に行ってまいりましたっ

今回は、マンガが原作で
既に何回か上演されているのですが
やっとの思いでチケットが取れたので行ってきましたーっv（

）v

ずっと気になっていた俳優さんたちの姿も見れて
とっても嬉しかったです（

）

本日の患者様紹介はジャックラッセル・テリアの
女の子、カイちゃんです

ジャックラッセルテリアは好奇心旺盛な性格で
ハイテンションな子

が多いですが...

カイちゃんはゲージの中で
大人しく自分の番が来るのを待っていました

飼い主様のお宅ではもう1匹、ジャックラッセル・テリアの
女の子、ロンちゃんという子がいます。

そのロンちゃんが10歳となった節目に
ご家族でもう1匹増えてもいいかな？ということで
カイちゃんをお迎えしたそうです

゛

カイちゃんにとってはお姉さん的存在のロンちゃん

普段はロンちゃんを部屋に放しているときは
カイちゃんがサークルの中にいる時、羨ましそうに見ているそうです

いつも夜は大人しくゲージの中で寝ているらしく

その時の顔が可愛くて仕方ないそうです

カイちゃんをお迎えする前
おばあ様が最初、反対していたけど
今は日中、お世話をしてくれているそうなんです（

）ノ

やっぱりみなさん最初は同じですね。
でも飼ってしまうと可愛くて可愛くて
仕方なくなってしまいますよねっ

走ることを

得意とするジャックラッセルですが
飼い主様は山に連れて行って思いっきり走らせたいそうなんです

ロンちゃんとカイちゃんが
嬉しそうに山を駆け回る姿がみてみたいですね

これから、カイちゃんの成長が楽しみですね

ジャックラッセル飼ってるよ！飼ってみたいな～という方々

　
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2015年2月 4日水曜日

新米獣医師のつぶやき-part29-~抗生物質~

こんにちは、獣医師の苅谷です。

一日過ぎてしまいましたが、昨日は節分でしたね。

今年は豆まきこそはしませんでしたが、恵方巻を食べました。

恵方巻を食べていて毎回思いますが、一気に食べるのは結構きついですね。

だからこそ、縁起を担ぐことができるんだと思います。

今回は抗生物質についてお話しします。

まず抗生物質とは主に微生物が作る、他の微生物―生きている細胞の増殖や発育を阻止する物質のことを示します。

広い意味での抗生物質には細菌に効く抗菌薬、カビといった真菌に効く抗真菌薬、インフルエンザウイルスに効く抗ウイルス薬、癌治療に使用する抗がん剤があります。

一般的に抗生物質として病院で使われ、呼ばれているものは抗菌薬ですので、こちらに焦点を合わせてお話しします。

抗菌薬の対象となる微生物は細菌ですが、今回の抗菌薬にかかわる部分をお話しします。

動物の細胞と細菌ではいくつか違うところがあります。

その中でピックアップして説明していきます。

①の細胞壁は動物の細胞には存在しない構造で、細菌の他には植物の細胞などが持つ構造です。

これは細菌たちの骨格を支えるもので、この構造の構築の仕方により細菌を大きく二つに分けることができます。

②のリボソームは細菌が活動するうえで必要なタンパクを作る場所、いわゆる材料の生産工場と呼ばれるものです。

ここはどの生物でもリボソームがあり、そこでタンパクを作っていますがここでも細菌と動物の細胞では少しの差異があります。

③の細菌のＤＮＡは動物の細胞のＤＮＡとは異なり、核膜に覆われておらず、細胞質内にむき出しになっています。

④のプラスミドは細菌や酵母菌といったものがもっている環境の変化に対応するために役立つＤＮＡを含む構造です。

この構造は本来の動物の細胞にはない構造です。

今回挙げたものは抗菌薬の効く所、または効かなくなる原因となる所です。

まずは抗菌薬が効く所からいきます。

①の場所に作用する薬は細胞壁を上手く作れなくすることにより、細菌が増えることを抑える、形を保たせないという結果をもたらします。

細胞壁で形を保っている細菌ほど、このタイプの薬が効きやすいです。

②の場所に作用する薬はＤＮＡを新しくコピーすることを防ぐことで、細菌の増殖を抑え、退治する結果となります。

この種の薬の仲間には抗腫瘍性抗生物質―抗がん剤もあります。

③の場所に作用する薬はタンパクの生産工場をstop

させることで、細菌の活動を止めるたり、やっつけたりする働きをします。

細菌たちもただこれらの薬にやられているわけではありません。

ここで登場するのがプラスミドです。

環境の変化、つまり自分をやっつけにきた抗菌薬に対する対策をプラスミドによりとっていきます。

その方法は薬を分解したり、薬を外に排出する機構を身に着けたり、そもそも薬に反応しないように体を作り替えたりします。

細菌たちに耐性を持たせないためにはどうしたらよいか・・・

細菌に効く薬を短い期間で与え、対策を取られる前に一気にたたくことです。

抗生物質―抗菌薬がまだ残っているけど、体調がよくなってきているから残りを次回にまわそうと考えていると危ないです。

良くなってきている段階ではまだ細菌たちを殲滅できていない可能性があり、細菌たちの次回に備える期間を与えることになります。

この理由により処方された抗生物質は全部飲み切ってから判断する必要があります。

抗生物質にも種類に限りがあります。

だから薬剤耐性細菌を作らないようにすることが重要です。