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スタッフブログ

2014年6月25日 水曜日

新米獣医師のつぶやき-part5-~レーザーメスについて~

こんにちは、新人獣医師の苅谷です。





先日ナゴヤドームに野球を観戦しに行ってきました。

今回燃竜デ―ということでサードユニフォームをもらいましたが・・・

今回の試合、ドラゴンズは負けまして、ユニフォーム配布の燃竜デーの勝率はまた下がりましたね。

サードユニフォームになると負けるというジンクスがあるのでしょうかね?






今回はデモ機にてレーザーメスに触れる機会がありましたのでそれについて話します。




まずレーザーメスとは何ぞやですが・・・

これは光線の持つ熱エネルギーで組織をと切開するものです。

このレーザーメス、普通のメスと比べて良い点は

・身体への侵襲が少ないため、術後の痛みが少なく、治癒速度も早い

・切開をしながら止血をすることができるため、出血量を抑えることが出来る

・腫瘍の蒸散し、周りへの飛散を防ぐことが出来る

・切開部の腫脹を抑えることが出来る

と言ったことが挙げられます。

また長所もあれば、短所もあり

・切開速度は他と比較して遅い

・連続照射を行うと炭化してしまう

・使用時には保護メガネを装着しなければいけない

といったことが挙げられます。

現在、レーザーメスは口腔内外科、歯科、眼科、形成外科、腫瘍切除に使用されています。




これは実際に腫瘍を実際に切除している場面です。

レーザーはかなりの光量でみていると目がちかちかしてきました。

切開面は若干、炭化が認められましたが、きれいな創面でした。






最後に今回レーザーメスの使用に関わってみての感想です。


今回の件で感じた事として、レーザーメスは傷を浅くし、傷の治りを早くすることが出来るという良い面もありますが・・・

しかし、院長の手術を観ていて、太い血管が関わってくる腫瘍において、安全性の確保や手術時間の短縮ができるという点ではやはり従来使用してきた硬性メスや電気メスといった機器のほうが止血・切開の面で使い勝手が良いと感じました。

機器に使われるのではなく、その場の条件に合わせて使いこなすことにより最高の治療が提供できると思います。

まだ私は聴診器、検眼鏡、検耳鏡といった診療器具が十分に使いこなせてない段階なので、早く使いこなせるようになりたいと思います。




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投稿者 ブログ担当スタッフ

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