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院長ブログ

2012年12月 8日 土曜日

この子は誰?(part 3)

この数日、朝の冷え込みも厳しくなってきましたね。

朝の犬の散歩もちょっと辛くなってきます。

さて、本日は この子は誰? の第三弾です。

顔の周りの被毛は薄く、頭頂部から背部にかけて針のようなものが生えています。





お分かりになりましたか?

ハリネズミの赤ちゃんでは?と思われた方も多いのではないでしょうか?


答えはNo! です。





実はヒメハリテンレックという食虫目の動物です。

今回、ヒメハリテンレックのショコラ君は健診のため、来院されました。




テンレックの仲間は世界中では、マダガスカルにしか生息しない種類です。

中でもこのヒメハリテンレックは、外見がハリネズミに似ています。

背中に生えている針は、ハリネズミのように硬くなく、触った時の鋭い痛みを感じる人は少ないと思います。

また半樹上生活を営んでいる動物なので、四肢の指や関節がしっかりと枝などを把持する構造になっています。

この点は、触ると私の指にテンレックの指が、しっかりと食い込むことから感じます。

この体型で木登りも得意という所が新鮮です。






体長は雄雌ともに全長14~18㎝で体重が約110~250gです。

平均寿命が10~13年。

しかも一回の出産で平均15匹も生むという動物です。

この出産数は哺乳類の中でも最も多い育児数になるそうです。




性格的には非常にデリケートのようです。

でも時間をかけてスキンシップを重ねていけば、ヒトによくなつく個体も多いそうです。

飼育のしやすさからハリネズミ以上の人気になる可能性もあるかもしれません。

診察する側からの意見としては、ハリネズミは危険を感じるとすぐ丸くなってしまうので、その先の診察が不可能になりがちです。

ヒメハリテンレックの場合は、ハリネズミのようにすぐに丸くなることはありませんから、体の詳細を診察することが比較的容易です。

採血もきっとハリネズミよりも容易にできると思います。




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投稿者 院長

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